「こんにちはwasenkinです。最近は陽の射す日が多くなり、晴れ晴れとした気持ちで過ごしています。そんな天気の良い日は朝から散歩に出かけたくなります。でもここでは前だけ見てボーと歩いていてはいけません…」
カカニ村からの眺望はなかなか見ごたえがあります😊
北側にはヒマラヤ山脈、南東方向にはカトマンズ盆地が広がります。
そんな場所ですから、散歩するのにはもう最高です!
今日は天気が良く気持ちの良い散歩日和でした。
昇り始めたばかりの太陽が村を温かく照らしています。
奥に見える朝霧の下にはカトマンズの町が広がっています。
太陽が昇るにつれて霧が晴れ、今日もはっきりと町が見えるようになるはずです。
そしてこの景色の反対側には丘があり⬇️⬇️
丘を登った先には⬇️⬇️
ヒマラヤ山脈を見る事が出来ます。
雲海との相性がいいですね。
今日は若干ガスがかかって白っぽく見えてはいますがやっぱりこの景色には感動します。
雨季が終わればさらにくっきりと見えるようになります!
カカニの景色はきれいですが遠くにばかり気を取られていてはいけません。
本当に注意するべきは「足元」なのです⚠️
レンガを適当に敷いた草の多い小道を通ります。
こういうちょっと暗くて湿った場所を歩くと、大抵「アレ」がやってきます。
⬆️⬆️お分かりでしょうか?
ゴミや小枝ではありません。
「ヒル」です。
雨季の間はこれとしょっちゅう出くわします。
一歩足を踏み出すたびに新しいヒルが付く、という恐ろしい場所も近所にあります。
彼らは自分の近くに生き物の発する「振動」「熱」「二酸化炭素」を感じると体を伸ばし、近づいて取りつきます。
そしてそこから徐々に上に上り、良き所に到着すると血を吸い始めます…
ちょっとお見苦しいですが僕の足の甲に吸い付いたヒルです😭
(なんか皮膚がはがれてますが、病気じゃないですからね ♪)
この時点でもうかなり血を吸って太りに太っています。
後はコロンっと落ちてそそくさと逃げていくのみです。
そしてこのヒルのすごい所は、ここまでされてもほとんど気づけないという所。
これはヒルが吸血する時に分泌される「ヒルジン」という物質が麻酔のような効果を及ぼすため。
またこの「ヒルジン」には血液抗凝固作用もあります。
つまり、なかなか血が止まりません。
人によって違うのかもしれませんが、僕の場合はだいたい1時間近く血が止まりません、吸われる量より流れる量の方が多いような気がします。
「必要なだけ持って行って!」といつも思います。
そして一週間ほどかゆみが続きます😰
この出血、かゆみを最小限にとどめるためには気づいたらすぐ患部を水で流しながら注入された「ヒルジン」を絞り出すのが効果的です。
ちなみに吸い付いた状態のヒルを発見した時には引き離すのに抵抗があるかもしれません(結構ガッチリと吸い付いているので)
そんな時にはもし塩があれば振りかける、または除菌用のアルコールスプレーを噴射するなどすると簡単にポロっと落ちます
これまで幾度ものヒルとの攻防を通して、最近では「ヒヤッ」とする感覚で「あ、今ヒルが付いたな」と分かるようになりました。
慣れってすごいですね!
さて、ほとんどヒルの話ばかりになってしまいましたが、間もなく雨季が終わると彼らは姿を隠します。
そしてその代わりにヒマラヤがさらにきれいに見えるようになります。
足元を気にせず景色だけを見ながら散歩できる日が待ち遠しいです。
いつか山のお話ができればと思います。
今回も最後までお付き合い下さりありがとうございました🙇♂️