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ネパールの定食【ダルバート】🍛🍴

「今日いただいたダルバートは揚げた魚と豆のスープでした。さて、ダルバートとは?!」

ネパールの基本食 ダルバート🍴



ダルバートとは、、、
ネパール語ダルと呼ばれる豆のスープ(⬆️小鉢に入った大戸色のスープ)と、
バートと呼ばれるご飯がセットになったもののこと。

そこに、タルカリと呼ばれるカレー味のおかず(⬆️お皿の真ん中黄色いおかず)、
アチャールと呼ばれる漬物(⬆️お皿右側)、
サーグと呼ばれる青菜炒め(⬆️お皿左側)があったりなかったり・・・

家庭や民族によって違いがありますが、
こちらは一般家庭でいただいたダルバート


こちらは町の食堂のダルバート


こちらはレストランを経営しているお友達が作ってくれた豪華なダルバート


シンプルでも豪華でも、味は大まかには同じ カレー🍛 です。

ネパールの皆さんは、朝と晩、このダルバートを食べます。
しかも毎日。。。
毎日毎食カレーなんて、初めは嘘かと思ったけど、それが本当に毎日毎日【ご飯】といったらダルバートなんです。


なので誰かのおうちにお呼ばれしたら出てくるお料理はダルバート



結婚披露宴の食事もダルバート


炊き出しも、ピクニックの時も、


もちろんダルバート

ダルバートが食べれなかったら生きていけない国です😅
(アレルギーとかあったら大変だろうな・・・😨)

使われる基本の調味料はターメリック、クミン、コリアンダー、にんにく、しょうが、そして大量の塩(ネパール食は味が濃いめ)、という聞いただけで元気💪が出そうな材料。

具材によって、フェネグリークやクローブ、カルダモンなどのスパイスが加えられます。

ちなみに・・・
スパイスはこんな感じで売られています。

この辺の農家の方たちは自家製のスパイスでダルバートを作っている家庭も多いです。


ダル、タルカリ、サーグ、アチャールそれぞれに合ったスパイスを選び、それぞれに味付けをし、盛り付けるのですが、結局はグチャグチャに混ぜて食べるという、なんとも作り手の努力を一気に無駄にするような食事です。
が、そのそれぞれのちょっとした配合で、味が大きく変わるので、カレーというシンプルな料理と見せかけて、奥の深い料理でもあります。
(カレールーという便利なものが存在する日本では、子供に料理を教える定番的な簡単な料理ですけどね😅)

ダルバートの味の決め手は、個人的にはアチャールだと思っています。
なぜなら、タルカリの味は基本カレー味。何種類おかずがあろうが、野菜の味が違うだけで基本カレー味。
でもアチャールによって、酸味・苦味・辛味などの変化をつけられるので、アチャールがあることによって、カレー全体を混ぜた時に味がしまる気がします。
でもアチャールは基本的に辛い物なので、辛い物が苦手な人はちょっとずつ混ぜて様子を見て下さいね!

(これはアチャールを作っているところ。シロウタと呼ばれる石と石の板でスパイスや材料をつぶしています。
石でつぶすとおいしい、とのこと。)

そしてこのダルバートの面白い特徴は、おかわり自由✨✨
レストランでも、お肉以外のものは無料でおかわりできます。
(カレー好きの大食いの方はぜひネパールへ!!)
お皿の具が減ってくると、気を利かせた店員さんがおかずの入れ物を持って近づいてきます。
お腹いっぱい食べさせてあげたい、というネパール人の愛情があふれる文化ですね。

魚や豆腐といった、日本ではあまりカレーと組み合わせない具材もネパールではカレーに変身します。興味のある方はぜひ一度お試しを・・・

今回はダルバートそのものについてお話ししましたが、ダルバートの器や食べ方などもなかなか興味深いです。いつかその点もお伝えできたら嬉しいです。