「こんにちはwasenkinです。タルプ村の友人がバターオイル【ギー】を作っているところを偶然目撃しました。さて、その作り方とは…」
まずは「ギー」なるものについて…
バターオイルと言われるだけあって、これは牛の生乳から作られるオイルです🐮
そのバランスの取れた栄養価から、最近では「奇跡のオイル」と呼ばれ注目を集めているとか…
また、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では「黄金の秘薬」と呼ばれるほどに重宝されているとも…
信じられないくらい浅い情報しか提示してないですが、とにかく大昔から今に至るまで人々の健康に貢献してきた食品ということですね😎
(…あとは各々調べて頂けると助かります)
そしてこの「ギー」、ネパールでは食事の時によく使われています。
とくに「ダルバート」を食べる時にご飯の上にかけていただくと、さらに味わいが豊かになるので皆さん好んで使います。
さて、今回の本題はこの「ギー」がどうやって作られているかをお伝えします!
…と、言っても「タルプ村」で偶然見かけた情報に基づいてですが😉
この村に住む人たちの多くは「水牛」を飼っています。
その水牛の牛乳を搾ってきて、まずは火にかけます⬇️⬇️
今回、ちょうどこの時に出くわしたので、ちゃっかりホットミルクを頂きます (笑)
牛乳は温めた後、別の容器に入れて24時間寝かせます⬇️⬇️
なんと、この容器の中に放置しておくと、牛乳は徐々にヨーグルト状に変化していくようです😯😯
(残念ながら中身は取り出した後)
ちなみに何も混ぜなくても放って置くと変化していくとのこと。
ちょっと信じられなくて何度も聞きましたが、やっぱり何も入れないと主張。
とにかく、そのヨーグルト状になった物を縦長の容器に移します⬇️⬇️
そして縄の巻き付いた木の棒を火起こしの要領でぐるぐる回転させていきます。
すると!!油分を多く含む部分は上へ、水分は下へと分離していきます!!
⬇️⬇️
最終的に生クリームをもっと硬くしたような白い塊が上の方に集まります。
これを全部集めて鍋に移し⬇️⬇️
火にかけていくと⬇️⬇️
ものの数分で塊は全て溶け、「黄金色のオイル」になります。
これが「奇跡のオイル」「黄金の秘薬」「ギー」です!!
24時間の放置時間は必要ですが、見ているとけっこう簡単に作れます。
そしてこれを冷ますと⬇️⬇️
ペースト状のバターのような見た目になります。
これをご飯にかけたり、パンに塗って食べたりするんですね。
ちなみに「匂い」は バター+野生の風味🐄
「味」は バター+野生の風味🐄🐄
つまりちょっとクセが強いというか、クサイというか…
うちの奥さん曰く「口に含んだ瞬間、背後に牛の気配を感じる」と…🐮🐮
まぁちょっと個性的ですが、健康にいいですし、風味は増します(笑)
ぼくも好きでこれが食卓にあれば必ず使います。
ちなみに今回の「ギー」の生みの親にも会ってきました。
⬆️⬆️
…この人ではないです😄
この方は水牛の飼い主ですが、近くにある牛小屋まで案内してくれました。
近くと言っても15分ほど道なき道を歩きましたが…
そしてやっとたどり着いた牛小屋に⬇️
はい、彼女が今回の「ギー」の大本です🐮
フシギそうな眼差しでこちらを見て来ます。
やっぱり水牛は癒して来ます😄😄
さてさて、今回もたわいのない話にお付き合いいただきありがとうございました🙇♂️🙇♂️
これからもよろしくお願いします。