「『エナジードリンク』を『栄養ドリンク』と言っていた世代の人間、wasenkinです。世界中で『エナジードリンク』の人気が高まっていますよね?日本でもいろんな種類のドリンクが手に入ります。ここネパールでも手に入るのですが、例によってこれもちょっと…というか大幅に違っているのでお伝えできればと思います。」
エナジードリンクと言えばやはり【レッドブル】ですよね?
特徴はブルーとシルバーのボディカラー。
二頭の牡牛がぶつかり合おうとしているロゴデザイン。
タイで開発され、その後オーストリアの会社が権利を買い、世界的なブランドに押し上げられた「レッドブル」
誰しも一度は飲んだことがあるのではないでしょうか?
ちなみにタイの開発者は大塚製薬の「リポビタンⅮ」に着想を得て作ったと言われています。
つまり「レッドブル」には日本の成分が少し混じっているんですね(笑)
さて、そんな「レッドブル」ですが、ここネパールにもあります⬇️⬇️
この時点でだいぶ違いがありますね😄
二頭の牡牛がぶつかり合おうとしているロゴは同じですが、
ボディカラーは金色。
そして缶は縦長でなく横広タイプ。
見た目だけでなく味もだいぶ違います。
日本のものには炭酸が入っていますが、こちらのものにはそれがない。
そしてだいぶ甘く、少し酸味がある感じ。
基本的な「風味」としては「レッドブル味」ですが、飲んだ印象は別物です。
さて、本題はここから…
ネパールで流通しているツッコミどころ満載の「レッドブルもどきたち」を紹介していきます。
① Red Star
缶デザイン、缶サイズは全く一緒。
ですが、牛の躍動感がゼロです!虚脱感すら感じます。
やる気のない牛がただ草を食べているようにしか見えません。
こんな牛からは「エネルギー」は期待できないでしょう。
味もだいぶ薄めです。
② Red Boss
今度の牛には躍動感が見られます。
このロゴからは「うちはレッドブルとは関係ありません!」というスタンスと、
「でもあんまり離れすぎるのもアレなんで…」という気持ちが見えて来ます。
Redstarと比べるとここは評価できる点です。
でも「Boss」はどこから?という疑問が…
Boss=上司、監督、社長、親方…
「赤い上司」?「赤い親方」?何を伝えたいんでしょう?
ネーミングをサボってしまいましたね。
これも味はだいぶ薄め。
③ Thai Bull
これは思考を拒絶した人間か、はたまた小学校低学年の子供が企画したとしか思えません。
ネーミングにも、ロゴにも工夫の痕跡が見られません。
もしかするとこれを飲むと頭が働くなるのでは…
牛の頭も頭蓋骨のようで不気味だし…
…怖いので飲んでいません。
④ Red Blue
もはや牡牛は出て来ません。
二匹のトラです。
名前の意味も「赤と青」もうここまで違うと似ているけど別物、と言っていいかもしれません。
でも気になるのは商品名の「音」
「レッドブルー」…
オリジナルは「レッドブル」…
商品名の「音」だけ聞くと一番近いです。
もしかすると「似ている音で引っ掛けよう!」のコンセプトで作られた可能性が…
これもまだ飲んでいないので味は不明です。
⑤ Max Tiger と ⑥ Speed
もうこの辺までくると別物と言っていいかもしれません。
ロゴはトラ一匹に、チーター一匹。
名前も全然かすっていない。
缶のデザインがちょっと似ているだけ…
ということで、この二つは無罪放免。
…でも値段が本家とほぼ同じという点が解せないので未購入。
⑦ KIK
初の紙パックです。
缶の回収、リサイクルのシステムがちゃんと整備されていないこの国では理想の形かもしれません。
値段も抑えられるのでその点でも高ポイント!
ロゴも素晴らしい!
牡牛の突進を生身で止める一人の男性!タダモノではありません!
斬新かつ、エネルギードリンクとして非常に説得力のあるデザイン!
さらに味も素晴らしい!
オリジナルレッドブルの味とほぼ変わらない味を再現しています。
(…再現というと失礼かもしれませんね。でもよく似ています。)
ということで最近ではもっぱらこの「KIK」を買うようにしています。
(この「KIK」というネーミングは一番意味が分かりませんが、そこは不問で)
さて、今回はネパールに存在している「レッドブルもどき」について報告させていただきました。
それぞれに工夫があり、そこがまたツッコミどころになる面白いものが多かったです。
まだまだこの国には色々な「もどき」がおおっぴらに存在しています。
ネパールという国の「包容力」を感じさせるそうした「もどき」をまたいつかお伝えできればと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました🙇
【レッドブルもどき:パート❷】🔽🔽