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タルプ村の一般的な【台所】

「こんにちはwasenkin嫁です。
今日は主婦にとって関心の的である【キッチン】について書いてみようと思います。」

 

Google先生によると、キッチンとは?

シンク、給排水設備、加熱装置、作業台、収納スペースなどで構成され、ひとまとまりの空間になっている。また、食品を扱い、水や熱を利用するため、衛生保持や耐水・耐火に注意しなければならない。

定義を読んで驚きました。

たしかに、日本ではこれが当たり前だったなと・・。

ここタルプ村で一般的なキッチンはこの定義とは大きく異なります。

こちら🔽


加熱装置あり。

ただしかまどです。

ガスコンロを併用している家庭も多いですが、ガスコンロの使い方がわからないという高齢の方もいらっしゃいます。

ガスは買わないといけないけど、薪はそこらじゅうで手に入る。

そして薪で炊いたほうがおいしい。

そんなこんなで、タルプ村はかまどで煮炊きする家庭がほとんどです。

ちなみに我が家は、ガスコンロを使用しています😅

かまどがあれば、寒い冬に暖も取れていいなと思いますが、壁もお鍋も煤だらけになるし、時間や手間を考えると、ガスコンロが便利ですよね。

毎回薪で煮炊きするお母さんたち、エライなぁと思います。

 

シンクや給排水設備なし

これも本当に感心します。。

🔼こういう水場から汲んできて・・

🔽こういうタンクに入れて使用する

なので使用済みの食器類はその水場まで持って行って洗います。

自分の家の敷地内に水場がある家もあれば、10家族で水を共有する家もあり、お皿を洗いたいけど水がない、なんてこともあります。

雨でも炎天下でも、水仕事は外。。。

ちなみに、我が家にはシンクや給排水設備があります。

大家さんの家にはないのに、私たちの家には取り付けてくれて・・申し訳ない。


そして作業場は、家庭によってマチマチ。

基本的には、地面が作業場です😅

まな板も床に置いて使われるのが普通。

そもそもまな板を使わない家庭もあります。

というのも、包丁の代わりにこんなものを使うんです🔽

🔽土台を足で固定し、イチゴのマークの辺りから野菜を空中切りします。

包丁と比べると切るのにだいぶ時間がかかる気がしますが、昔ながらの方法のため、包丁よりこちらを好む方もいます。

 

ネパールのキッチンに欠かせないアイテムがこちら🔽

日本で言う、ミキサーすり鉢おろし金

カレーに欠かせないニンニクやスパイスはこの石で潰したり混ぜたりします。

石で砕いたほうがおいしいんだとか。。。

 

逆に日本のキッチンに存在しないものも・・🔽

右はヤギ用、左はニワトリ用だそうです😰

…用途は…分かりますよね?

 

冷蔵庫もほぼありません。

作り置きする習慣もなければ、腐りやすい調味料も使わないので、必要ないようです。

 

初めてネパールに来た頃は、シンクも作業場もないキッチンが衝撃的でしたが、今やこれが当たり前。

シンプルで良いなと思うときさえあります。

ただ、この生活ができるか?というと、自信はありません😅