「こんにちはwasenkin嫁です。
我が家は昨晩、母の得意料理【エビチリ】を食べました。
手軽に海の幸をいただけるのが、日本にいる間の楽しみの一つでもあります。」
海のないネパールで生活していると、海産物を食べる機会はほとんどありません。
日本食レストランで高級なお寿司を食べることもできますが、私たちがネパールで海産物を食べるのは、カトマンズで缶詰のツナを買った時か、日本から持って行ったさきイカや桜エビを食べる時くらい😅
それで、私たち日本人が魚を好むことを知っているネパールの友人たちの中には、気を利かせて魚料理を食べさせてくれる人もいます。
とはいえ、ネパールで食べる魚は川魚。
フナやコイ、ナマズ、稀にニジマスです。
大概ネパールの食卓で魚は、カレーの具になって登場します。
⇧上の写真は、ネパールの国民食【ダルバート】のおかずがニジマスだった時。
⇩下の写真は干したフナをカレー味で煮たおつまみ。
カレーの具が魚なのは日本人からすると意外ですが、これが意外においしい。
川魚特有の泥臭さがスパイスでかき消され、食べやすくなります。
カレーの具にする以外の食べ方は、唐揚げ(カレー味)。
それが今回のラトナさんちでいただいた魚。
ラトナさんとは、このブログでも何度か登場した、タルプ村のお友達。
帰国する数日前、ご飯に呼んでもらいました。
呼ばれていた約束の時間(19時)にラトナさんちへ到着すると、ラトナさんは水道で魚とウサギを捌き始めるところでした。
ラトナさんはヤギやウサギや魚も育てていて、今晩は自分ちで育てているウサギを絞めてご馳走してくれる予定が、魚の池が壊れて水が減り、魚が死にかけているので慌てて魚もご馳走してくれることになった、とのこと。
この魚は、ラトナさんがコロナ前にトゥリスリという町から片道4,5時間かけて歩いて持ち帰ってきて、稚魚から育てた魚。
⇩こちらが養殖池。
この池はラトナさんちの家の横にありますが、通り沿いで人目につくため、村の子供たちが捕まえて遊んでしまったらしく、必死で持ち帰った400匹(数はうろ覚え)ほどの稚魚は半分に減ってしまったという😥
そんなラトナさんの努力の結晶とも言える貴重な魚をタイミング良く(⁈)いただくことになりました。
はらわたを取った魚を、カレー味に味付けし、
油で揚げるのですが、
魚の身のおいしさや食感にこだわる日本人は火が通るタイミングを見極めて油から上げますが、ネパール人は身がスカスカになるほどに長い時間揚げ続けるため、ほとんど食べるところは残っていないような見た目に😅
しかも捌き方が独特で、お腹を大胆に切っているため、どの魚も誰かに一口齧られたような見た目🤣
そんなこんなで、ラトナさんの育てたお米と、努力の結晶である魚、そしてかわいいウサギのカレーを頂き始めたのはなんと21時。
空腹を通り越し、眠くなり始めた頃の夕飯となりましたが、夫婦仲よくお料理する姿を眺めつつ、みんなでワイワイお喋りしていたので、待っていたのもあっという間に感じました。
日本でいただく魚はもちろんおいしいですが、想いの詰まったネパールの魚も、これまた特別です。