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ネパールの大豆ミート【マショウラ】

「こんにちはwasenkin嫁です。
ネパールは発展途上段階にある国ですが、他の国々より進んでいるものもあります。」

例えば、今日のテーマの【大豆ミート】。

ベジタリアンも多いネパールには、ずいぶん昔から【マショウラ】と呼ばれる大豆ミートが存在しています。

大豆ミートは日本でも数年前から話題になっていますが、大豆が主原料のいわゆる【偽肉】。

低カロリーで食物繊維も豊富で、罪悪感なくお腹いっぱい食べられる、とヘルシー志向の方々に人気です。

私の地元には、大豆ミート料理を扱ったレストランさえあります。

 

ネパールでは、穀物屋さんや、ちょっとした商店にも売っているほどポピュラーな食品です。

 

日本で話題になる前から、当たり前のように存在していたこの【マショウラ】。

でもおそらくネパールでは、健康志向ゆえに開発されたのではなく、もったいない精神から生み出されたもの。

そのためマショウラに対する見方は人それぞれで、あるネパール人からは、

『マショウラは、大豆を搾って油をとった後のカス。本来捨てるべきもので、体に良くないのだから、食べるのはやめなさい』

と注意された事があります😅

 

高野豆腐のような、油揚げのような味と食感なので、日本食にも合うし、

乾燥していて日持ちもするので、我が家の常備食品になっています。

水に戻してから使います。

左が乾燥した状態のマショウラ。右が浸水後のマショウラ。

 

私は、油揚げ代わりに、ひじきなどの煮物や炒め物に入れたり、

お肉の代わりに、唐揚げやハンバーグにしたりします。

我が家では【マショウラバーグ】と呼ばれている、マショウラのハンバーグ

家に卵もお肉もないのに無性に三食丼が食べたくなってしまった時の、貧乏三食丼(笑)⇩

鶏そぼろ代わりにマショウラを使用

 

体に良いだけでなく、ネパールのマショウラはお財布にも優しい。

100g50円しないので、どんなお肉よりも安く買えます。

 

安くてヘルシーとはいえ、お肉に劣らないおいしさが必要です。

お肉代わりとしてマショウラを使う場合、食感と豆臭さで「お肉ではない」とバレてしまうので、うまくダマすために私が実践していることがあります😅

それは、

①フードプロセッサーでなるべく細かくすること

②何度か水を替えて洗い、豆臭成分をなるべく取り除くこと

③つなぎに片栗粉を入れて表面をカリっとさせること

④コンソメや鶏ガラスープの素など、肉成分のだしを入れること

これでみんな、お肉と思い込んで食べてくれます😅

ヤンニョムチキンやハニーマスタードなど、ハッキリした味付けにすると、よりダマしやすく、ネパール人もお肉と思い込んで食べてくれます。

 

でも本来ネパールでは、カレーのおかずの一つとして使われるマショウラ。

ドーナッツの真下にあるおかずがマショウラのカレー炒め

タルプ村の田植えの時に頂いたおやつも、マショウラとじゃがいものカレー炒めでした⇩⇩

 

今回久しぶりに【マショウラのアチャール】と呼ばれるネパールの定番おかずを作ってみましたので、簡単にレシピをご紹介します。

材料は、マショウラ、玉ねぎ、トマト缶、にんにく、しょうが、スパイス。

まずマショウラを浸水させ、水気を切ります。

マショウラから出てくる水はこんな感じで黄色く、これが豆臭い原因かと勝手に思っているので、私はこの水がきれいになるまで濯ぎます。

その後、フライパンに油、フェネグリーク、唐辛子を入れて香りづけをしたら、玉ねぎ、ターメリック、クミン、塩、コンソメ、トマト、にんにく、しょうが、マショウラを入れ、トマトの水気が無くなるまで煮ます。

これでマショウラのアチャールの出来上がり。

ご飯のおかずになります。

 

日本ではお肉が簡単に手に入るのでわざわざ大豆ミートを食べる機会は少ないですが、お肉屋さんのないタルプ村に帰ったら、また頻繁にお世話になると思います。

日本でも手に入りますので、興味のある方はぜひお試しください😊