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ネパール人の【人情】とその【代償】

「こんにちはwasenkin嫁です。
5か月のギャップなど特に感じることもなく、自然とネパールでの生活がスタートしました。
それでも久々ゆえに気づくことがあります。」

それはネパール人の【人情】。

ネパール人の人情味のある行動は、ネパールに着く前の中国から見受けられました。

トランジット手続きにアタフタする外国人の塊のなかで、みんなに親切に説明をし指示を出して動き回っているおじさんを発見。

ネパール人です。

私たちも今回の手続きは初めてのものでちょっと自信がなかったので、おじさんに声を掛けてみました。

偶然にも、日本の神戸で仕事をしているという方でした。

この手続きに詳しいから説明している、というわけでもなく、本当なら早く手続きを終えてホテルで休みたいであろうはずなのに、困っている人を放って自分だけ通過できない、そんな様子のおじさんでした。

 

次の日、中国からネパールへのフライトは、窓側に国籍不明の男性、私たち二人が通路側でした。

途中全く会話もなかったのに、終盤に突然『席をかわりましょうか?』と声を掛けられ驚く私。

理由を聞いてみると『ヒマラヤが見え始めたので写真を撮りたいのでは?』と考えてくれたからでした。

そう、その親切な隣の男性も、ネパール人でした。

 

カトマンズに到着後も、度々ネパール人から親切を受け、我が家へ到着。

大家さんと立ち話をしながらふと二階を見上げると、見覚えのあるシーツや布団が干されています。

『二日前から急に寒くなった。温かい布団で寝かせてあげたかった。』と大家さん。

まるで母親のようです。

大家さんの親切はそれだけではありません。

窓と床も拭いてくれてあり、

ちょうど食べ頃になるように今回も野菜を植えてくれてありました。

でも・・・

ここは私が野良コーヒーのこぼれ種の、野良の子コーヒーを植えたところ・・・

成長をとっても楽しみにしていたのに残念です😥

さりげなく野良の子コーヒーの行方を聞いてみると、

『山に行けばコーヒーの木なんてたくさんあるのに、なんでわざわざこんな小さな芽を育てないといけないの⁈』とのこと・・・。

それが楽しかったんだけど😥

考え方は人それぞれですね😅

『代わりにコーヒーの苗を山から持ってきて植えといてあげたからね』と大家さん。

庭の境界線の所に、何本も植えてくれてありました。

 

大家さんの親切が、一番予想外の結果になったのは・・・洗濯機。

半屋外(軒下)に置いてある洗濯機に直射日光が当たることを心配した大家さんが覆いをかけてくれたのですが、それによりネズミとアリが安心して巣作りを始めてしまったようです。

『お母さんが覆いを被せるから・・』と娘さんに責められる大家さん。

『家の中にしまっていかないからこんなことになったんだよ・・』と大家さんに責められる私。

そう、外に出しっぱなしにしていた私たちが悪いんです。

でも幸い洗濯槽部分は侵されておらず、壊された機械部分はwasenkinが修復してくれたので、また使えるようになりました😅

(ネズミとアリが悪さした状態の写真を掲載したかったのですが、あまりのひどさに取りやめる事にしました😅)

 

こんな風に、たくさんの親切に心温まりつつ、その思いがけない代償に笑いながら、ネパールでの生活が始まっています。