「こんにちはwasenkin嫁です。
比較的涼しい気候のカカニは大根の産地として知られています。
タルプでもカカニでも、今は大根が旬です。」
どんな野菜も季節に関係なく手に入る日本。
ネパールもここ数年、ビニールハウスが一気に普及し、季節外れの物も手に入りやすくなりました。
タルプ村では旬の物しか手に入りませんが😅
今が旬なのは、大根とからし菜。
大家さんが植えてくれた我が家の家庭菜園コーナーにも、からし菜と大根が植えられています。
このからし菜、摘んでも摘んでもどんどん新しい葉が出てきます。
そして一つの葉がとても大きく、火を通しても、ほうれん草のように小さくはならないためか、なかなか消費が追いつきません。
食べ過ぎによる健康被害が出ないことを願いつつ、青虫になった気分でムシャムシャと食べています。
⇧ある日のからし菜の和え物。
ゴマ油、韓国のり、ニンニクを効かせて、韓国風です。
食べきれないからし菜を、村人たちはグンドゥルックにして保存します。
この時期はどの家からも、グンドゥルックの酸っぱ美味しい匂いが漂ってきます。
大家さんをはじめ、親切な村人からのおすそ分けも、もちろんこの季節は大根かからし菜。
⇧大家さんの大根畑
「うちにも植えてあるから・・」とお断りしても、「冷蔵庫に入れておけば傷まないっていうじゃない、私冷蔵庫使ったことないからわからないけど😅」なんて言いながら半ば強制的におすそ分けしてくれる優しい村人たち。。。
お陰で、毎晩大根かからし菜のフルコースをいただいています。
大根の煮物、大根のサラダ、大根のガレット、大根のスープ、たくあん・・・
日本人からは少し意外ですが、地元の皆さんは大根をカレーの具として使います。
また、「アチャール」と言ってカレーの福神漬け的な存在のものを大根で作ります。
天日に干して発酵させた大根のアチャールは保存がきくため、田舎のお母さんが離れて暮らす息子や娘のために作っておく、いわゆる「おふくろの味」の定番でもあります。
それでも大根が余ってしまうので・・
⇧鎌で大根をスライスする大家さん。包丁より鎌の方が楽なんだとか。。。
大根を薄くスライスして、天日干し。
乾季の終わり頃など作物が不足した時に食べれるようにと保存します。
日本の切り干し大根も、きっとこういう状況で誕生したんでしょうね。
私は日本風に千切りにして乾燥させてみました。
日差しがきつく、乾燥も進んでいるので、わずか三日で完成。
正直言うと、大根とからし菜に少し飽き始めていますが、、、😅
旬の新鮮野菜を毎日味わえていることに感謝しつつ、今日も大根とからし菜をいただきます😊