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「ベカウティ」と「水牛赤ちゃん」 ~ Part1 ~

「こんにちはwasenkinです🙋‍♂️大家さんが飼っている水牛が赤ちゃんを産んだようです。さっそく見に行ってみました!」

 

まず今回どのようにして子牛の産まれた事を知ったのか、ですが。

先日、朝の早い時間に大家さんがウチにおすそ分けを持ってきてくれました。

そのおすそ分けというのが🔽🔽

…オカラでしょうか?

いいえ、これはかなり珍しいものです!

実はこれ、牛の初乳を煮詰めたものでネパールでは「ベカウティ」と呼ばれています。

日本にもあるようで「初乳豆腐」「牛乳豆腐」「チッコ豆腐」などと呼ばれるようです。

普通の牛乳は煮詰めると蒸発してなくなりますが、子供が産まれて3~4日以内の牛乳、つまり初乳は煮詰めるとこんなそぼろ状になると😮

というのも初乳には産まれたばかりの子に必要な栄養素や免疫力をあげるためのものが高濃度に混ざっているから、とのこと。

なんという母の愛👏

ちなみに日本では分娩後5日以内の牛乳は出荷できないように規制されているとか。

というわけでやっぱり貴重なものを大家さんは下さったのです。

(今回の記事内で「ベカウティ」の制作過程を大家さんが見せてくれた様子もお伝えしたかったのですが、長くなってしまったので次回に…🙇)

 

ベカウティを頂いたということは、この家に子牛が産まれたということ。

そんな経緯で子牛誕生を知ったわけですが、せっかくなので母牛と子牛にお礼とお見舞いがてら会いにいくことにします。

大家さんの牛小屋はうちから歩いて2,3分の距離にあります。

あります。とか言いながら実は初めて向かっているのですが、この辺りの景色、なかなかネパール的でGoodでした😄

傾斜地を利用して大規模に段々畑が作られています。

小麦は黄色く色づき収穫期を迎えていますが、キュウリやトウモロコシは種を撒かれたばかり。

黒く水のシミになっている所に種がまかれているようです。

 

少し進んだ場所では稲を植える準備をしています。

水の湧いている所から竹で作ったパイプで田んぼ予定地に水を送っています。

日本のように灌漑設備が整っていないので、水をやりくりするのに村の人たちは毎年苦労するようで、リアル「我田引水」事案が勃発します😅

 

木を切る音が聞こえたので見てみると、大家さんの息子が木の上で何やら作業しています🔽🔽

何をしているのか聞くと、昼ご飯に食べるために葉っぱを取ってるんだとか😁

ワイルドですね~

しかし木の葉っぱを食べるって、よくよく考えたらなかなか珍しいですよね?

 

色々と道草を食いましたが、やっと目的地に到着です🔽🔽

ブルーシートで囲われた簡易的な、と言ってもこの辺りでは一般的な造りの牛小屋が見えます。

早速中を覗いてみると、そこにはこちらを凝視する母牛が…🔽🔽

目をよく見て下さい。

非常にアブナイ目つきになっております😅

大家さんに聞くと出産はこの日の朝3時頃。

そりゃこんな目になっちゃいますよね~

 

そして、その隣にいるのが今回産まれた赤ちゃん。

この世に生を受けて数時間にもかかわらず自分の足でしっかりと立っています。

人間と比べると信じられない独立速度ですが、このくらい逞しくないと動物界ではやっていけないんでしょうね。

 

そしてやっぱり赤ちゃんはかわいい😜

ちなみにもう一匹いるのが2年前に産まれた子ども。

産まれてすぐに2度も脱走を図ったヤツです(笑)

mrsora.com

🔼🔼その時の記事🔼🔼

産まれてすぐに脱走するなんてどういうこと?と思いますが、大家さん側に落ち度があったらしいです。

本当はいつ生まれても良いように牛小屋の近くで寝泊まりする必要があったのですが、お父さんが嫌がって行かなかったとのこと😚

で、みんなが知らない間に出産が終わり、子供が脱走、大家さん奥さんは激怒り😁

結局子供にケガも病気もなく良かったのですが、今回はそんなことのないように予定日の2,3日前からお父さんは牛小屋の近くに寝泊まりさせられて?いました😅

「ここで寝てた👨‍🦳」というお父さん🔼🔼

そこには丸められた寝具が見えます。

「寒いし、暗いし、火を焚いて過ごした👨‍🦳」

確かに近くに焚火の跡があります🔽🔽

こんななんにもなくて誰も来ない上に、野生動物だけはいつやってくるか分からない場所で2,3日ソロキャンプなんて…

母牛だけでなくお父さんもだいぶ苦労した様子…

本当に無事に出産が終わって何よりです😄

 

さて、今回はここまでです。

次回、牛の初乳から作られる「ベカウティ」がどうやってできあがるのか、大家さんが見せてくれたのでそれをご紹介できればと思います。

 

最後までお付き合い下さりありがとうございました🙇