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タルプ女子のささやかな息抜き

「こんにちはwasenkin嫁です。
ネパールは雨季に入り、タルプ村では田植えが始まりました。」

田植えの時期は猫の手も借りたいほどの大忙し。

タルプ女子も例外なく駆り出されます。

というか、普段から彼女たちは大忙し。

朝起きて家の掃除をし、前日の夜使った食器を洗い、洗濯をし、朝ご飯を作って学校に行きます。

帰宅後には家畜の世話・・


夕飯作り・・

(🔽停電中は懐中電灯の明かりを頼りにお料理)

 

各家庭に水道があるわけでもないので、水を汲みに行ったり・・


・・・と、とにかくやるべきことがたくさん。

でもやっぱり楽しい事もしたいお年頃。

それで彼女たちが息抜きによく行うのが、季節の実を採りに行くこと。

梨、桃、山桃、桑の実、グアバ、などなど。
採りに行くと言っても、わざわざ採りに行く時間もなかなかないようで、ヤギを放牧しながらその合間に採ったりします。

こんなに健全な息抜きをする女子高生は日本ではなかなか見つからないのでは・・⁈

 

それ以外の彼女たちの息抜きも先日知りました。

同じ部落の仲良し4人で和気あいあいと香草を摘んでいるところに偶然出くわした私。

ものすごいハイテンションで「アンティの分もあるよ!!食べてって~!!」と中に連れこまれます。

しかし【橋が転んでもおかしい年頃】の彼女たち。

笑ってばかりで、なぜみんなで料理をしているのか、私に何を食べさせてくれるのか、全容がなかなかつかめません😂

しばらくしてやっとわかりました、全粒粉と砂糖と水だけを捏ねて蒸した(カチカチの)蒸しパンと、その蒸しパンに付けるソースを作って、放牧場所に持って行き、みんなで食べる、という計画だったようです。

結局ソースの完成は待てず、蒸しパンだけ頂いて帰りました😅

硬いけど味は良かった!!!


この日は長期休みの最終日。

学校が始まってまた忙しくなる前の、ほんの少しの【息抜き】または【景気づけ】だったようです。

忙しい親たちを一生懸命サポートする彼女たちが、またさらに愛おしく感じた瞬間でした。