
「こんにちはwasenkin嫁です。
友人Aさんによる旅ログの続きが届きました。
今回はそちらをお届けします。」
皆さんこんにちは!
ゾウの村【タンゴバスティ】で開かれる結婚式へ、ようこそ!
村に着いて初めて、そこは電気もネットも携帯の電波も入らない場所だと言う事を知った私たち・・・
(唯一、ソーラーパネルを発見し、一安心😅)
緊急連絡が必要になったらどうすればいいの?
屋根の上か、高い木の上にでも登れば電波が入るかしら⁈
こんなところではスマホも何の役にも立ちません。
文明の利器による暇つぶしの術を知らないこの村の住民たちは、一日の仕事が終わったらとりあえず寝るしかない。
朝は4時に起きると、これまたすぐさま働きに出かけ、終わったらまたとりあえず寝る・・
そんな生活を送っているようです。
何と健康的!
しかし結婚式の前日はというと、いつものようにのんびり寝てなどいられません。
都会の一般的な結婚式の三倍は忙しそうに感じました。
なぜなら式場の方たちが行ってくれる仕事も自分たちでこなす必要があるからです。
まずネパールのお祝い事に必ず必要な【セルロティ】の準備。
セルロティとは、米粉の揚げドーナッツのこと。
35℃の猛暑の中、女性たちが大量のセルロティを揚げていきます。

キッチンの反対側では、男性たちが60羽以上の【鶏】を捌いています。
ご近所さんもお手伝いにやってきました。
捌かれた鶏は頭・足・肉部分に分け、肉は結婚式で振舞う用に、足と頭はスタッフや家族のおやつになります。
スタッフによって一瞬で食い尽くされる頭と足😂😂😂
その後シェフ(この人もご近所さん)がやってきて、結婚式で振舞うフライドチキンを作り始めました。

60羽、つまり150kgの鶏肉を油で揚げるのですが、夕方の4時に揚げ始め、なんと夜中の2時までかけても揚げ終わらず・・

残りは明日朝早く起きて調理する事になりました。
その頃新郎新婦の家族はというと、招待客の食事や寝床作りに大忙し。
彼らも、結婚式前日なんとか仕事を終えて床に就いたのは朝方3~4時頃とのこと・・。
結婚式当日は、朝の5時から準備が始まりました。
今日やるべき仕事は・・・
100キロの玉ねぎと40キロずつの大根と人参を切り、50キロのジャガイモの皮むき💦💦

仕事の多さを見かねた90歳のおばあちゃんも手伝いにやってきました。

自分よりも大きなお鍋を洗うお母さん。

ちっちゃなシェフ。

中にはとーっても暇そうな人も。

ネパールではお客さんは神様という考えがあり、お客さんにお手伝いをさせてはいけないのです。
結婚式の会場も出来上がりました。

そしてついに新郎新婦の登場です✨✨

外国では新婦の衣装は純白のドレスが一般的だと思いますが、ネパールでは新婦は赤い服に赤いネックレスが一般的。
既婚者のみがつけることのできるこのネックレスは、日本で言う結婚指輪の様な、結婚していることを周知させる印となります。
いくらか儀式が行われた後、昨日から準備していた食事の時間となりました。
とここで、ネパール人の私にとっても驚くことが起こりました。
新郎新婦の家族がテーブルの上に紙とペンを用意し、そこへ参列者が各々、持参した祝儀の金額と名前を書き始めたのです😮😮😮
こうすることによって、次回結婚式に呼ばれたときには、受け取った額だけを包むことができます。
1円も無駄にしない、そういう主義のようです。
自分の結婚式の時にちゃんとお祝いをいただきたい皆さんは、きちんと整列して記名の順番を待ち、それから食事をいただいていきます。
食事が終わるとネパールでは恒例のダンスタイムが始まります。
隣村まで聞こえそうなほどの大音量ですが、誰一人文句を言いません。
そして踊り続けます。
夜中の1時を過ぎても止まないダンス。

踊って、歌って、働いて・・・
こうして村の結婚式は終わっていくのでした。
「Aさん、ネパールの珍しい結婚式の様子を伝えてくれてありがとう!
皆さんも最後までお付き合いありがとうございました。」