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【ネパールの緑の月=サウン】ネパール人「Aさん」による手記

「こんにちはwasenkinです🙏今回はネパールのぼくたちの妹【Aさん】が記事を提供してくれました。感謝!!ではネパール人の女の子Aさんによる記事をどうぞ!」

 

今、ネパールの暦は第四の月サウン月】(7月/8月)です。

この月はネパール人にとって特別。

雨季の雨と共に始まり、沢山の農作物が植えられる時期であるこの月は【緑の月】と呼ばれます。

この時期にはどこを見ても綺麗な緑の丘陵、そして美しい川を見る事ができます。

でも別の理由からもサウン月は緑の月と言えます。

この月にはネパールの女性が特別なオシャレをするのです。

🔼🔼この写真のようにサウン月に女性は全身緑の服装をします。

服、アクセサリー、ネイルに至るまで緑です。

 

また、この月の間中、女性たちはメヘンディヘナを使った着色料)と緑のチュラ(ブレスレット)を身に着けます。

でもメヘンディは髪に使うのではなく”手”です😅

これは一時的なタトゥーの様なもの。

製法が違うようですが、髪に塗るメヘンディと手に塗るメヘンディはどちらも同じ植物(lawsonia inermis)から作られています。

商店ではこうした手に塗る用のメヘンディが沢山置かれています。(先端の細い所を切り取って、そこから少しづつ染料を出しながら使います)

これを買って姉妹や友人同士で互いの手にデコレーションしていきます。

もちろんケーキではなく”手”です😅

一応お手本のようなデザイン表は手に入るのですが、ほとんどの人はそういう物は使わず、自分の感性で書いていきます

人によってデザインは様々です。

いくつか例をあげますね。

こうしてメヘンディを使いチュラを身に着けると身体は涼しくなり、血液のめぐりが良くなり、緑の効果で目にも良い影響が出てストレスも減る、と信じられています。

 

そしてさらに、サウン月には【緑の月】と呼ばれる理由があります。

菜食生活を送る習慣があるのです。

どんな魚も、肉も食べません。

またニンニク、玉ねぎと言った物も食べません。

なのでサウン月はベジタリアン月とも言われます。

こうして沢山の人が肉を食べるのを辞めるので、この月は肉の値段が40%程安くなります。

…肉屋さんはかわいそうです…

 

ではこの時期、皆さん何を食べるのか?

多くの人が食べるのはカボチャのツルです。

ツル先端の柔らかい部分を摘んで料理します。

これまで皆さんはカボチャを食べた事はあるでしょう。

でもカボチャのツルはどうですか?食べてみたいですか?

もし食べようと思われるようでしたら、皮をはいで食べるのを忘れないでください!

そうでないと硬くて食べられません😁

でも実は、ネパールの女性の多くはサウン月の月曜日にはほとんど何も食べません。

この習慣をネパールでは【ブラッタ(誓い)】と呼んでいます。

ブラッタの日は朝早く起きて体を洗い、身を清めることから始まります。

人によって決まりごとの違いはあるようですが、一日中食べ物だけでなく水さえ飲まないとか、果物や穀物だけを食べないとかあるようです…

こうして一日中崇拝を行って、夜になってやっと何かを食べる、そんな習慣です。

もちろん女性がこの大変なブラッタを行う理由はあります。

未婚であれば将来良い夫を得ること、既婚者であるなら夫の寿命が延びるようにと願いを込めるのです。

 

こうした宗教信条、食べる物や服装の変化、そして自然界の美しさのゆえにネパールでサウン月は特別な月なのです。

 

「Aさん、今回もネパールのディープなお話をありがとうございました!」