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友人Aさんによる【ギウ】の作り方

「こんにちはwasenkin嫁です。
今回も前回に引き続き、友人Aさんが【牛】関連の記事を投稿してくれました。」

前回の記事はこちら⇩⇩⇩

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前回、ネパールの牛に関する記事をご覧いただき、ありがとうございました。

今回は、ネパールの牛の牛乳からできるネパール風バター【ギウ】を紹介したいと思います。

 

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私の義両親は酪農家です。

高齢になった今も、エクササイズのため、またおいしい牛乳を自分が飲みたいと言う理由で、牛を育てています。

義両親が育てている牛の牛乳を私たちは毎日飲んでいます。

搾りたての牛乳は、市販の牛乳よりもとてもおいしいです。

そしてその牛乳からバター(ギウ)も手作りします。

皆さんは、ギウはお好きですか?

 

これはネパールの伝統的なギウ作り用の撹拌する道具。

この道具を使ってギウを作る家庭は最近では少なくなりました。

今日は今主流の作り方を紹介します。

 

まず搾りたての牛乳を沸かして冷まします。

冷めてくると、油分と水分が分離します。

油分を取り分け、そこにぬるま湯を足して撹拌させます。

撹拌の方法はいくつかあり、先ほどの伝統的な入れ物に入れて撹拌する方法、ミキサーでする方法、または容器ごとシェイクする方法・・・。

今日は容器ごとシェイクします。

この方法は一番速くて簡単なのです。

どんな方法でシェイクしても良し。

ただひたすら、シェイクシェイクシェイク、、、

唯一注意すべきなのは、蓋がきちんとしまっているかどうか😅

 

10分から20分ほど振り続けるすると、「モヒ」と呼ばれる水分(乳清のようなもの)と「ノウニ」と呼ばれるギウの素に分かれます。

このノウニを火にかけると、黄金色のオイルに変身します。

このオイルを濾して、ギウは完成です。

冷めるとこんな感じ。

このギウをネパールでは温かいご飯にのせて食べます。

バターよりも香り高く、ご飯が進みます。

手作りギウは贈り物としてもとても人気で、1kg2000円前後します。

 

私は小さい頃、母が贈り物用として作っておいたギウをこっそり盗み喰いした事があります。

おいしくて手が止まらず、一日で一容器を空にしてしまいました😮

その日から私のあだ名は「ギウ姫」になりました😜

 

これは本当においしいので、ネパールの人たちはギウ使った時はお皿の隅々まで舐めつくすほどです😅

これほどおいしいギウを皆さんもぜひ作って食べていただきたいです。

 

撹拌した時に出た水は「モヒ」と呼ばれ、そのまま飲むか、ご飯にかけて食べたりします。

暑い季節には体を冷やす作用もあり、田舎の農作業をする方たちは好んで飲んでいます。

最近では都会の店頭でも見かけるようになり、結婚披露宴のドリンクとして提供されることもあるほど、健康的なドリンクとして注目されるようになりました。

 

ギウの素となるノウニは、化粧品など手に入らなかった昔の人にとって、貴重な保湿剤でした。

それで私の母は今でも保湿剤代わりに、乾燥した部位にノウニを塗っています。

 

飲み物だけでなく、おかずやおやつ、化粧品にもなる牛乳、すごいですね。

やはりネパールに牛は欠かせない存在です😊