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「スリングショット」と「A少年」

「こんにちはwasenkinです。無事に引っ越しが終わり、タルプ村での日常が構築されつつあります。そんな日常の中に組み込まれつつあるのが近所に住む『A少年』。引っ越し後、ほぼ毎日うちにやってくるようになりました。今回はやんちゃで可愛げのある彼との出来事をお伝えしたいと思います🙇」

 

「A少年」とは近所に住む友人の息子(11歳)

タルプ村で生まれて、タルプ村で育ったほぼ野生児です😁

山を走り回り、木の実を食べ、ネズミをペットにし、カエルの卵を食べ、つい最近は鳥を捕まえて焼いて食べたそう…

 

そんな彼はだいたいこんな感じでうちに来ます🔽🔽

半袖、短パン、サンダル。

健康優良児以外のなにものでもない出で立ち👍

そして首からぶら下がっているのが表題にもある「スリングショット」、いわゆるパチンコです。

お父さんが作ってくれたと嬉しそうに話していました。

このスリングショットで鳥を打ち落としては食べているらしいです(ちゃんと血抜きもしている模様👏)

ぼくがスリングショットと彼の腕前を褒めると、

「作ってあげる。」

ぼくも

「じゃあちょうどいいゴムがあるから今度それで作ろう。」

と言ってその日は解散。

 

そして翌日、さっそく現れる「A少年」

その手には自分のスリングショットともう一つスリングショットの土台部分がありました。

それを使ってぼくのを作ってくれるとのこと😄

 

さっそくぼくが持っているゴムを受け取り作業を開始する「A少年」

そしてすぐに問題に直面する「A少年」

 

…材料が全然足りない😅

 

具体的にはゴムと土台を固定するヒモと、石を受ける布部分。

…ぼくが持っているのはゴムだけと知っていたはずなのになぜ持って来ない?

忘れたのか、思い至らなかったのか、とにかく詰めが甘いな「A少年」😑

 

でも、そこで彼が取った行動は…

 

🔼🔼なんと、自分の大事なスリングショットをバラして足りない部品を補った!!

素晴らしい自己犠牲!

「A少年」は男気溢れる少年でした。

 

そして、ちょっとした感動と共に完成したスリングショットの写真が…

 

ありません…

 

なぜなら…

一撃で壊れたから…

がっくりと肩を落として帰路に就く「A少年」😭

…その背中からは年に不相応な悲壮感が…

 

そんな彼を見て、さすがに胸の痛んだぼくは決意しました。

 

「A少年」のために新しいスリングショットを作って逆にプレゼントしてやろうではないか!

 

技術大国日本の威信を背負い、図工5の自負と共にぼくは行動を開始しました!

 

❶まずはそれっぽい木を山から見つけてきて🔽🔽

❷先端にスリットを作り🔽🔽

❸ゴムに石を受ける布を固定し🔽🔽

❹スリットにゴムを引っかけ、外れないようにロックを噛ませる🔽🔽

はい、完成!!🔽🔽

なんとか「A少年」到着に間に合いました。

後は彼を待つのみ。

 

そして数時間後、いつものように現れる「A少年」

ぼくはおもむろに新作スリングショットを見せます。

目を輝かせて見入る「A少年」

いい反応です😁

 

「使っていいよ👍」

 

何気ない風を装いつつ渡すぼく

嬉々として受け取る「A少年」

 

そして数分の後…

 

砕け散るスリングショットと図工5の自負…

がっくりと肩を落とす二人…

ああ無情…(笑)

 

というわけで今回は失敗に終わったスリングショット制作でしたが、今度はもうちょっと時間をかけて彼が唸るようなものを作ろうと思います。

そのこともまたいつか報告できれば🫡

 

ではでは、今回も最後までお付き合い下さりありがとうございました🙇