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ネパールの冬の寒さと自作サウナ

「こんにちはwasenkiです🙋‍♂️日本の冬は過ごしやすい!…最近よ~く感じます。寒いのは間違いないですが、暖房の効いた室内にいると快適です。でも我らがネパールは室内にいても寒い!今日はあまりの寒さに、ヤケクソでサウナを作った時のお話しです。」

 

今回はカカニに住んでいた頃のお話し…

標高約2000mのカカニの寒さは、それはそれは耐えがたいものがありました。

気温自体はそこまでではなくて、寒くても0℃を少し下回る程度です。

何が問題かというと、家の造り🏠

ぼくが見てきた限り、ネパールの住宅には断熱材が使用されていません。

土壁か、コンクリート打ちっぱなし。

そりゃ寒い…

カカニのぼくたちの家も例にもれずコンクリートむき出し。

朝一の部屋の温度はだいたい2度くらい🥶

一応暖房器具もありますが、ハロゲンヒーターのようなもの。

ヒーターの前にいれば温かいですが、そこ以外は極寒。

部屋の中でも極寒。

そんな寒さに嫌気がさして挑戦したのがサウナ作りでした。

 

と言ってももちろん原始的なもの。

心臓部はこれ🔽🔽

底を抜いた金属製のバケツの中に、そこら辺の石を詰め込み、下から火で熱する。

その後、熱せられた石に水をかけて熱気と蒸気を堪能する。

そんな算段です。

水をかけた時に石が爆ぜるかもしれないので金属の網をかぶせます。

 

もちろん、な~んにもない空間で石に水を注いでも、文字通り焼石に水。

熱と蒸気と閉じ込めるサウナ小屋が必要です。

そのためのアイテムが🔽🔽

日本から持ち込んだ簡易テント!

海水浴の時に着替えをするために使うものです。

 

30分ほど石を温め、この簡易テントの中に置きます。

後はテントの入り口を絞めて準備完了!

想像では湯気モクモクの汗ダラダラです(笑)

 

ワクワクしながら石に水をかけると…

ジュ――!!とものすごい勢いで蒸気が発生します!

と、同時に狭いテント内が灼熱状態に!

息も満足にできないほどの熱気!

蒸気で服がびっしょり!

温度計を持ち込んでいたのですが、テント内は60℃を越えています。

これはすごいものを作ってしまった!!

寒さに凍えるカカニの皆に教えてあげねば!

 

…が…

 

焼石が元気だったのは束の間、たぶん3分くらい。

もはや水をかけてもジュー!とは言わず、スワァ~という気の抜ける音しか出ません…

もちろん蒸気も発生しません。

手で触れるほどのジンワリとした熱を放つのみです。

…焼石に水、けっこう簡単に破れたり!!

 

なんて、悠長に言っている場合ではありません。

テントの生地は極薄な上に、下はスキマがあります。

しょせんは目隠し用テント、保温力は皆無。

温度が一気に下がり、今度は蒸気で濡れた体が寒い!

急いで熱いシャワーを浴びに家に駆けこみます(笑)

 

…ということで、今回のサウナ計画は失敗です。

でも改善点は浮き彫りになりました。

①石の量が少なかった事

②テントに断熱効果がなかったこと

どちらも何とかなるはず。

ネパールに帰った後、まだ寒さが残っていれば上記を改善して再挑戦するかもしれません。

その時はまた報告させて下さい。

 

今回も最後までお付き合い下さりありがとうございました🙇‍♂️