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ネパールの発酵食品【グンドゥルック】

「こんにちはwasenkin嫁です。
今日はネパールの保存食グンドゥルックをご紹介します。」

グンドゥルックとは?

菜っ葉を発酵させ、その後天日干ししたもの。

発酵食品かつ乾燥野菜という、この地味な見た目とは裏腹に立派な代物。

ほんのり酸っぱくて、菜っ葉のうま味も凝縮されていて、そして歯ごたえがあって・・。

時々無性に食べたくなる食材です。

ネパールのご家庭ではこちらもカレーの具の一つとして用いられます。

 

菜っ葉が大量に収穫できるこの時期に、ネパールのお母さんたちは一年分のグンドゥルック作りに励みます。

 

グンドゥルックに使用する菜っ葉は・・・

我が家でも豊作だった【からし菜】や、

カカニ名物【大根】の葉。

 

これらを収穫した後、一日乾かします。

余談ですが・・・

この立派な干場は、専用の干場ではなく、ヤギ小屋の屋根。

トタン屋根に干すと良く乾くらしく、洗濯物や穀物、野菜などを屋根に干すのはネパールでは多分一般常識。

雨や日差しから守る本来の役割を果たすとともに、物干し場にもなるなんて、屋根って意外に優秀✨

 

本題に戻り・・・😅

一日乾かしてしんなりした菜っ葉を、きっちり蓋が閉められる容器に入れ、

ひたひたになるまで水を張り、

日当たりの良いところで一週間ほど発酵させます。

菜っ葉が酸っぱくなったら、また天日干しして乾燥させれば、完成✨

 

水で戻してからトマトやトウガラシと和えてカレー味の和え物にしたり、カレースープに入れたりします。

保存食にもなり、健康にも良い、便利な食材です。

 

都会のスーパーなどでも売られていますが、田舎のお母さん手作りのグンドゥルックは風味豊かでおいしく、私はグンドゥルックを、調理せずそのままムシャムシャおやつ代わりに食べるのが好きでしたが、『痛風の方や関節が痛む方は食べ過ぎると痛みが増す』と聞き、根拠がわからないため、念のためにほどほどにいただいています。

日本のみんなにも食べさせてあげたいのですが、『空港の検疫で、大麻と間違えられて面倒な目にあった』なんて噂も聞くため、一度も持って帰ってこれずにいます😅

ちょうど今、葉っぱ付きの大根が家にあるから、やってみようかな・・・😉

そういえば、なんちゃってグンドゥルックを自分でも作ったことがあるのを思い出しました。

コロナでロックダウンになったとき、カカニからは買い物にも出かけられず、大家さんが心配して定期的に畑のお野菜を分けてくださいました。

その時、食べきれないほどにからし菜を頂いたので、なんちゃってグンドゥルックを作ったのでした。

屋根に広げるのには少し抵抗があり・・・洗濯物干しに干しました😅

懐かしい思い出です。

 

元々は、ネパールの高山地域では冬に野菜の収穫ができないため、厳しい冬に備えて野菜を干して保存できるようにと作ったのがグンドゥルックの始まりのようですが・・・

日本の健康志向の奥様達に人気が出る日も遠くはないかも⁈⁈