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ジュリーのお母さん、九死に一生を得る

「こんにちはwasenkin嫁です。
今日は、日本の家族や友人を驚かせてしまう内容です💦」

タルプ村の友人たちから今まで何度も、

『昨日うちのヤギがトラに襲われた』とか

『今日トラの足跡を見た』と聞いていたのですが、イマイチ信用していなかった私。

三か月前にも、すぐそこの家の犬がトラに食べられたと聞いてはいたのですが・・・

ついに認めざるを得ない事件が起きました。

というのも、近所のラトナさんちで飼われている我が家の愛犬ジュリーのお母さんが先週の火曜日夜、トラに襲われてしまったのです。

(村人は「トラ」と言いますが、今回現れたのは「ヒョウ」だそう。)

ジュリーのお母さんポピー

しかもジュリーのお母さん、実はトラに襲われるのは今回が三回目という話・・・。

 

事の経緯はこんな感じ。

夜7時半頃、ジュリーの弟ジャッキーが何かの異変に気付き吠え出しました。

ジュリーの弟ジャッキー

ラトナさんの奥さんはジャッカルかベンガルヤマネコが畑の作物を荒らしに来たのだろうと思い、「ロイロイロイロイ!」と叫びます。

この「ロイロイロイロイ」という合図は、村の皆さんが野生動物を追い払うときに使う言葉。

忠犬ジャッキーとポピー(ジュリーのお母さん)は奥さんの声を聞き、パトロールに出かけます。

すると今度は犬が痛がる鳴き声が聞こえます。

気になって外に出ると、血だらけのポピーとヒョウが目の前に!

ジャッキーが独り、ヒョウと戦っています。

慌てて竹を切り倒し、ヒョウを追っ払いに走るラトナさん。

拍子木を鳴らすように竹を鳴らし威嚇する奥さん。

ポピーの止血をする娘さん・・・。

勇敢な犬たちとラトナさん一家の機転により、幸い、ポピーは命拾いし、タルプ村の他の動物たちも襲われることなくヒョウはジャングルに帰って行きました。

 

首・胸・足に大けがを負ったポピーですが、ターメリックと油で作った手作り軟膏で応急処置を施されます。

次の日には注射も打ってもらい、

なんと三日後には歩き始めました。

驚くべき生命力と回復力!

事件から一週間後のポピー⬇️⬇️⬇️

おばあちゃんなのもあってだいぶヨボヨボに見えますが、これでもだいぶ回復しているようです。

お母さんのお見舞いをするジュリー。

心配そうに見つめるジュリーと、そのジュリーを気遣うお母さん。

ジャッキーは、心配と恐怖とでしばらくご飯を食べなかったそうですが、今は元気になっています。

 

ジュリーのお母さんが襲われたことは、当然我が家の大家さんもご存じで、それがきっかけで大家さんから聞きたくなかった情報を耳にします。

「この間雨が降った日、ウチの裏にもトラの足跡があったんだよ!」

怖がる私に一言大家さん。

「トラはジャングル沿いの道路を通ってやってくる。うちは道路から離れているから、大丈夫だよ」

・・・ならば、なぜうちの裏にトラの足跡があったんだい⁈⁈

つじつまが合いませんが、気にしていたらタルプ村では生きていけません😅

今のところ、人が襲われた話は聞かないので、とりあえず夜間の外出は注意して、帰国まで乗り切ろうと思います😅

家族や友人の皆さま、なんの説得力もありませんが、ご安心を😅