「こんにちは、wasenkinです。こちらはこれでもか!と毎日雨が降っています。日の差さないこんな時期は気分もすっきりと晴れません。でもそんな中で窓の外の景色はちょっとした癒しを与えてくれます。それを今日はご紹介します。共感は得にくいと思いますが...」
うちの向かいは丘になっているのですが、動物が色々やってきます。今中央に写っている二つの黒いのは…
「水牛です。」
草の上でゴロゴロしたり、ちっさい水たまりにつかってみたり、追いかけあったりと、とにかく気ままに時間を過ごす彼らの姿が見えます。
とくに子どもは近くで見ると本当にかわいくて癒されます。
でも大人になると…↓
角が生え、毛が抜け、目が離れ、不気味になります。
ちなみに鳴き声は「BHEEEE!」です。
こちらでは水牛のオスを「ランゴ」メスを「バイシ」と呼びます。
そう、なんと呼び方が違うのです。
日本人の僕としては、紛らわしいからオス、メス関係なく一緒にして‼と思うのですが、特に家で飼われる動物は同じようにオスメスで呼び方が違う事が多いです。
実はここではネパールではこの水牛たち、けっこうかわいそうな境遇にあります。
名前の通り牛の種類ですが、日本人の知るいわゆる「牛」とは全く違う扱われ方をします。
例えば...
「牛」 → 神様の乗り物として崇拝の対象 !!
「水牛」→ 魔人の乗り物 !!
「牛」 → 肉を食べる事厳禁!! 殺してしまえば殺人と同等の刑罰 !!
「水牛」→ 肉食べ放題 !!
…ムゴ過ぎる!(泣)
注:みんな大好きネパール風蒸し餃子「モモ」にはよく水牛のミンチが使われます ↓
肉だけでなく牛乳もほぼ水牛たちが提供してくれています。
牛の牛乳に比べると水っぽく、そして表面に油が浮くほど油分が多いです。
そのままを飲むのには適さないですが、紅茶茶葉との相性はとてもよく、ミルクティーにするとコクがあってとてもおいしいです。
とにかくネパールはこの水牛にはお世話になっています。
そういう搾取する雰囲気を僕から感じるからか、彼らも僕が近づくと警戒した目を向けてきます。
でもその姿もメチャクチャかわいい!
彼らの行く末を案じつつ、今日も丘の上の彼らに癒されるのでした。