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ネパールで死にかけた話…

「こんにちはwasenkinです🙋‍♂️みなさんも人生で何度か『死にかけた!!』と感じた事があると思います😄今回はそんな中から一つ、ぼくのネパールでのエピソードを紹介します。」

 

2016年の年末辺りの事です。

うちの両親がぼくたちのいるネパールに旅行に来ました。

約一週間の旅程で国内の観光地を巡る予定を立てていました。

そんな良き日の初日に、ぼくの体調不良は始まりました。

どうもしんどいし、熱っぽい気がする…🤔

でも楽観的な僕は、まぁこれくらいほっとけば治るさ、と思っていました。

…最初は…

 

翌日から両親と友人夫婦とぼくたち夫婦でポカラやチトワンという観光スポットを巡る旅行が始まりました。

しかし、どうも相変わらず熱はありそう。

そして今日は…頭が痛い!

脈に合わせてズキン、ズキンと痛みます。

経験したことのないくらいの痛みでしたが、その時はデコボコ道を長時間走っている最中だったので、それが原因だろうと考えていました。

 

そんな感じで体調は悪いけども、旅は楽しい😊

だましだましの休み休みで、予定されていた旅行を終え、無事に家に帰り着きました。

でもそこからさらに体調の悪化が顕著に…

 

熱は40℃くらいまであがり、とにかくしんどい😣

解熱剤を飲むと少し楽になるのですが、それでもトイレに行くのがやっとの状態。

両親もまだうちにいるのに、とんだタイミングで病気になったものだ、と思いながらも何もできず寝てばかりいました。

それでもぼくはこのまま寝ていればそのうち治るだろうと思っていました…

でも5日経っても体調は一向に回復しませんでした😥

逆にちょっと、というかだいぶ衰弱していたかもしれません(笑)

事ここに至って、うちの奥さんが強制執行権を行使し、近くの病院へ。

 

…検査結果は…

 

「腸チフス」の疑いあり!日本にはなかなかない病気です。

即入院!

 

腸チフスとは?
  • 腸チフスは、チフス菌(Salmonella Typhi)を原因とし、生命を脅かす感染症です。通常、  細菌を含んだ食べ物や水を介して拡がります。
  • 推定で1,110万から2,000万人がチフスに罹り、毎年128,000~161,000人がチフスで死亡しています。
  • 症状には、遷延する高熱、疲労感、頭痛、嘔気、腹痛、便秘、下痢などがあります。患者の一部には、発疹も現れます。重症の患者になると、重篤な合併症を起こし、死に至ることさえもあります。

 

点滴をしてもらい、だいぶ楽になったように思います。

しかし危うく死ぬところでした!

奥さんの言う事を聞いて大正解!

あ~命拾いした~👍

…と思っていたのもつかの間、入院費に度肝を抜かれます。

その額なんと…

 

1日10万円‼️‼️

 

朦朧としていた意識がさらに混濁しました🤣

うちの奥さんはなんとかならないかとあれこれ病院関係者と相談しています。

(その病院は外国人旅行者がかかるような病院だったので、旅行者保険を見込んだ費用設定をしていたのかもしれません。…でも残念ながらぼくたちは入ってなかった😭)

そんなハイソサエティな病室がコレ🔽🔽

エアコンもテレビもあります、けど…10万円ですか…

結局入院は一日だけにして翌日からは通いにする、ということで話がつきました。

 

そこから毎日病院に向かい治療を受けます。

ところが…なんと2週間経っても症状が良くならない…😥

逆に強い薬のせいなのか、肝臓の数値がどんどん悪くなっていく…

正直、このままだと死ぬかも、と思いました😵

でもここでお医者さんから別の可能性も考えられることが伝えられます。

それは…

 

「ツツガムシ病」

 

ツツガムシ病とは?

つつが虫病リケッチアをもつツツガムシ(ダニの一種)に咬まれたときに感染します。

 

ツツガムシに咬まれてから5~14日ほどで、39度以上の発熱を伴って発症し、発疹とマダニに刺された「刺し口」と呼ばれるかさぶたがほとんどの症例でみられます。患者の多くは倦怠感、頭痛を訴え、患者の半数にリンパ節の腫れがみられます。

 

治療が遅れると重症化しやすく、肺炎や脳炎、血管内凝固症候群(DIC)という血液の病気をおこすことがあり、死に至ることもあります。

ダニに刺された形跡は見当たらなかったのですが、これからはこのツツガムシ病の治療と、依然として腸チフスの可能性もあるため、その治療を並行して行っていくことになりました。

 

そしてこれが功を奏したのです!二日後から熱が下がり始めました!!

やはりツツガムシ病だったのか?それともやっと腸チフスの治療が効果を表し始めたのか?

先生も分からないと言っていましたが、この時は本当に嬉しかったです😊

そこからさらに数日通院し、体温や血液検査の数値的には問題のない状態に。

後は家で休養しつつ体を回復させていくことになりました。

いや~良かった良かった!

本当に危ない所でした😄

よく支えてくれた奥さんに感謝です。

もし一人だったら、寝てれば治るとか言ってそのまま永遠に目覚めなかった…なんてこともあったかもしれません…

 

その後、奥さんは掛かった治療費を日本の健康保険に適用させ、還付金を受け取れる事も調べて、しっかり7割払い戻しを受けていました。

それも感謝🙏🙏

 

さて、今回の死にそうになったエピソードは以上です!

最後まで読んで下さりありがとうございました🙇‍♂️