「こんにちはwasenkinです🙋♂️日本の便利な生活に慣れつつあります。たまにネパールがどれだけ不便なことが多いか思い出して笑ってしまことがあります。今日はそんなネパールの不便さを一つ思い出したので書いていこうと思います🫡」
日本ではどのスーパーに行っても「肉」がパックされて売られていますよね。
どんな種類であろうが、骨や毛や皮や内臓がきれいに処理され、食べやすい大きさに切られています。
…当たり前ですが😅
でもこれがどれほど幸せなことか、恐らくほとんどの皆さんは分かっておられないでしょう…
ではネパールの食肉事情についてお話しします。
今回は特に鶏肉についてです。
牛やヤギの肉もありますが、それはちょっと…
…ひくほどグロテスク😱
機会があればまたお話ししますね!
ネパールの肉屋にもある程度処理された状態の鶏肉が置いてあります。
と、言っても首を刎ねて、毛をむしっただけの状態で店頭に転がされているのですが😥
だいたいはその状態で買って、その場で骨ごとぶつ切りにしてもらうか、丸ごと買って帰って家で捌きます。
これでも日本と比べると大変ですが時々、本当に時々、こんな状態の肉を買うことがあります🔽
まだご健在です🐔
こういう風に生きている鶏を買ってきて捌くのは本当に珍しいお客さんが来た時。
ぼくたちの場合もそうでした。
ちなみにコイツがいた場所は当時住んでいたラニポワの家の裏。
勝手口を開けるといつもそこにいる裏庭の住人でした😅🔽
もちろん勝手に捕まえたのではなく、大家さんが飼育していたものを一羽譲ってもらったのです。
メスは卵を産むので、売られるのは基本的にオス。
うちが買い取ったのもそうでした。
さて、まだピンピンしている彼をどうするか…
タルプ村の男たちはなんの躊躇もなくやってのけますが、ぼくにはまだハードルが高い😅
自分でできない人は肉屋に持って行って処理してもらいます。
でも、その様子は見られます。
見てる分には本当に簡単そうに見えます…
包丁で首をスパーン!!です。
一瞬です。
日本人が魚の頭を落とす時のように、慣れた様子で躊躇うことなくササっと。
恐らく鳥たちは痛みも何も感じていないのではないかと思います(そう願います😑)
その後、血を抜いて、熱湯に浸します。
そうすると羽毛がきれいに毟れるようになるようです。
そして最後にバーナーで皮に残った毛を燃やして処理終了。
こんな形で手渡されます🔽
だいぶ食肉らしくなりましたね…
でも彼が健在だった時の小脇で感じたあの体温…
それを思い出すと複雑な心境です😓
それにしても、もしぼくならこんな状態だと何をどうしていいものか分かりませんが、うちの奥さんは熟知している様子。
話を聞いてみると、魚のおろし方に決まりがあるように、鶏肉にもそれがあるようです。
綺麗に捌きながら、ササミがこれで、セセリがここ、などと教えてきます。
見ているだけで参ってしまいそうですが、妻はバキバキ、ボキボキと鳥を鳴らしながらやっています。
そしてあっという間に最終処理を終えて完成!
今回の鳥はブロイラーではなく、放し飼いのローカル鳥。
肉も引き締まって味も濃い。
ものすごい手間はかかりますが、それだけの価値はありました。
食べ物を「いただく」ということがどういうことか学ぶ機会にもなりますしね。
さて、今回は日本とネパールの食肉事情の違いについてでした。
大きくかけ離れていますが、どちらにも良い所があると思います。
みなさんはどちらの食べ方が良い、と感じましたか?
今回も最後まで読んで下さりありがとうございました🙇♂️🙇♂️