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「A少年」とカトマンズへの旅🏍️

「久しぶりにA少年と少し遠出してきました。遠出と言ってもバイクで2時間弱、『カトマンズ』までです。以前から約束していたのですが、やっと先日実現しました。」

 

この日は平日ですが、A少年はテスト期間開けで休み。

時間を持て余しています。

カトマンズへの道中、テストの出来について聞いてみると、数学が芳しくはないけど、その他はまぁまぁの出来だと言っていました。

さて、A少年の学力はいかがなものか?

少し前に学年での順位を聞いてみたところ、「トップだ!」と胸を張っていました。

でもよくよく聞いてみると、一学年の生徒総数は12人、そのうちまともに読み書きできるのは3人だけであると…

色々と衝撃です🥲

そんなので胸を張るな!というのと、ネパールの、特に村の教育水準に…

一応公立の学校なんですけどね😅

 

さてそんな彼とまず向かったのは音楽学校

ぼくのシタールの先生はここで教えています。

昔からある建物を補修して学校としているのですが、通路の至る所に様々な民族楽器が置いてあり、ミュージアムのようでもあります。


A少年はどの楽器も珍しそうに見ていましたが、特に興味を引いたのはピアノ。

実物を見るのは初めてのようで、恐る恐る鍵盤に触っていました。

その後、「シタール」「サーランギ」「バンスリ」など、ネパールの民族楽器の演奏を見学して学校を後にしました。

 

mrsora.com

 

その後場所を移して「タメル地区」へ。

ここは旅行者が多く訪れる賑やかな場所です。

この地区にある絵画店の店主が昔からの顔なじみなのですが、今回は彼に渡すものがあったのでそこへ行きます。

A少年はタメル地区に来るのも初めて、絵画店に入るのも初めてです。

店に入ってから、「どの絵も本物みたいだ!」と騒いでいます。

カトマンズへ行く、ということでいつものTシャツ・短パン・スリッパではなく、キッチリした格好をしているA少年

 

とくに動物の絵が好きなようで、ハトや馬の絵をじっくり観察していました。

 

その後お昼時となり、タメル地区内にある中華料理屋へ。

そこは中国人ご夫婦が営む店ですが、ここのラーメンをうちの奥さんが再現してA少年に何度か食べさせたことがあります。

彼はそれをとても気に入っていたので、今日はそのラーメンのオリジナルを食べに行こう、ということで連れて行ったのでした。

 

そして出てきたラーメンを食べるA少年。

その感想は…?

 

「アンティ(うちの奥さん)が作るラーメンの方がおいしいよ。」

 

…殊勝なヤツです。

 

その後、店を出て少し歩き、「アイスクリーム屋」へ。

ネパールでもアイスクリームはありますが、そのほとんどが駄菓子屋の店主が手作りしたようなもの(特に村では)

袋に入っているわけでなく、棒も曲がっていて、ほぼ氷のガチガチです。

なのできれいに包装された種々のアイスを見てA少年のテンションはまたまた🆙

いっきに2本食べました。

 

その後、その場で少し休憩しているとA少年は急に「ハトを捕まえたい」と言い始めました。

というのもこのアイスクリーム屋、仏教寺院の真横にあるのですが、敷地内には餌をあげる人が多くいて、ハトが集まっています。

地面の餌をついばんでいるハト、日陰で休んでいるハト、そんな彼らを捕まえようと、A少年は手当たり次第に飛び掛かっていきます。

でもなかなか思うようにならず、ムキになってなって捕まえようとするA少年。

いつしか広場のハトは彼の姿を見ると距離を取るようになりました。

そこを訪れている観光客にも白い目で見られています。

…みんなに嫌われ始めています🤣

そんなことはお構いなしに挑戦と失敗を繰り返すA少年。

もう帰ろう、といっても「あと一回!あと一回!」としぶとく粘ります。

ハトを捕まえた所で何になるのか、全く理解できませんが、とにかく彼は必死です。

 

そして最終的に、一匹のハトを捕獲することに成功しました!

…病気で弱ってほぼ動けないヤツを…

可愛そうに🥲

でも本人は満足そう。

さて、これで全ての予定を終えて、一路タルプ村へ帰ります。

 

その帰り道「あ、あれは危ないね」と指さす先には

大きな蜂の巣が…

…前回のバクタプル旅の時にもこんなことがあったな、と頭を過ぎります。

こんな高い所にある巣に気づくとは、とにかくキョロキョロしているんでしょうね😁

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その後、無事に家に送り届けることができました。

今回もとても濃い一日でした😊

 

最後までお付き合い下さりありがとうございました🙇‍♂️