ブログタイトル

MENU

初ネパール旅行の衝撃的な体験!13年前の想い出 ~パート❹~

「こんにちはwasenkinです🙋‍♂️一時的に戻っている日本でネタ切れ状態に陥り苦し紛れに始めた『初ネパール旅の振り返り編』も今回で最後になりました。」

 

mrsora.com

 

恐るべき病「たまごげっぷ病」を何とか自力で克服したぼくは、この旅の大きな目的の1つであった、カトマンズに住む友人の家を訪ねることにしました。

その日本人夫婦の借りている家は当時、カトマンズのスワヤンブナート寺院の近くにある、「チャウニーチョーク」という所にありました。

ぼくが借りていたゲストハウスからは歩くとけっこうな距離があります。

なのでそこまでの移動は「テンプー」という乗り物を利用する事にしました🔽

三輪のこの乗り物は公共交通機関の1つで、定められた短い区間を行ったり来たりしています。

友人から乗るように指示を受けた場所に行くと何台かのテンプーが待機していました🔽

そのうちの一人のドライバーに「チャウニーチョーク?」と聞くと

「Yes」と言います。

案外簡単に見つかったな、と人生初のテンプーに乗り込みます。

 

車内は色々と衝撃😅

すごくボロいし、すごく宗教的なステッカーが貼ってある…🔽

🔼運転席横の助手席にも客が座ることもできますが、基本は後部座席🔽

座席は

エアコンも、シートベルトも、ドアすらもありません😄

ないないづくしのこの乗り物に色々と心配になります。

運転手にもう一度「チャウニーチョーク?」と聞くと

やっぱり「Yes」と言います。

他に頼るところのないぼくはこの運転手の言う事を信じる他やりようがありません。

 

他にもこの乗り物に無い物がありました。

定員です😁

次から次に人が乗り込んできます。

一番最初に乗っていたぼくは一番奥に押し込まれ、ほとんど身動きがとれません…

出発してどれくらい経ったでしょうか、町から少し離れた地点で運転手が「チャウニーチョーク」と言いました。

良かった、ちゃんと覚えてくれていたようです👏

ほっとしながら料金を払い、やはりネパリは親切だなぁと、感謝と共にテンプーを見送ります。

 

降り立ったのはもの寂しい場所でした🔽

冬の午後の弱い日差しを、名も知れない枝垂れた木が遮っています。

奥に見えるのは病院のようです。

寂しい雰囲気に心細くなりましたが、数分もすれば友人が迎えに来てくれるでしょう。

それを待ちます。

しかし…

 

定刻より5分経過

友人はまだ現れません😐

彼もネパール時間に慣れてしまっているのでしょうか?

 

10分経過

まだ現れません🤔

何かあって出発が遅れてしまったのかもしれません。

でも、まだまだ焦るような状況ではないでしょう。

なんたってここはネパールなのです。

 

30分経過

友人はいまだ姿を見せません😶

これは本格的に何かあったに違いありません。

友人はそれに対応しているのでしょう。

でも携帯を持っていないぼくには連絡ができない。

だからその用事なのか、問題なのかが解決できればきっとここに来るに違いない、着いた時にぼくがいないと彼は不安になるだろう。

そう思ってぼくはそこにい続けました。

そして…

 

2時間経過…(本当に!!)

現れません😭

日が暮れかかっていました。

病院からは仕事を終えた人たちが出てきます。

ぼくは思いました。

 

あ、死ぬかも…😱

 

真っ暗になってしまっては重度の方向音痴の上、土地勘もなく、連絡手段を持たず、言葉も話せないぼくはもう終わりです。

寒さに倒れるか、何も知らない観光客を狙う悪しき者の餌食になってしまう🥶

そんなことを想像してしまい、卵ゲップ病に臥せっていた時以来の心細さを感じます。

完全に暗くなる前になんとしてでもゲストハウスまで帰らなくてはなりません。

持参していた地図を見ながら「こっちの方角で合っていてくれ!」とほとんど祈るような気持ちで走りました!

標高高く、酸素の薄いカトマンズでは早歩き程度でもすぐにわき腹が痛くなります。

でも、そんなことは関係なし。

転がるように坂道を駆け下りました。

途中たむろしていた猿に威嚇され(走るぼくに驚いたのかもしれません)

見知らぬオジサンに「ヘイ、ジャパニーズ!」と声を掛けられ(ただ事ではないぼくの様子を心配したのかもしれません)

でもそんな事はお構いなしにひたすら駆けました!

そして祈り通じてなんとか見覚えのある場所へ…

あの時は本当にほっとしたのを覚えています😅

 

翌日、友人がゲストハウスまで訪ねて来てくれました。

そして「なぜチャウニーチョークにいなかったのか!こっちは心配して方々探したんだ!」とぼくに言います。

おかしな話です。

ぼくは2時間も「チャウニーチョーク」に立っていました。

そのことを説明し、写真を見せると友人は…

「…これはチャウニーチョークじゃないね…」と…

なんとぼくが立っていたのは全く違った場所だったようです😱

つまり、ぼくがテンプー運転手から伝えられた情報はガセであったと…

こうしてぼくの旅は最初から最後までネパリの適当さに翻弄されていたのでした😊

まぁ今ではそのユルさが心地良いんですけどね(笑)

 

さて、「初ネパール旅行の衝撃的な体験」は以上となります。

振り返ってみると、こんなにも印象の良くない国にやって来て、その後10年以上もよく住んでるなぁ~と不思議に思います。

それだけこの国には人を惹き付ける不思議な魅力があるのでしょう。

…たぶん😅

皆さんもぜひネパールを旅してみてください!

今回も最後まで読んで下さりありがとうございました!

 

1つお知らせがあります。

これからの一定期間、ブログ記事の投稿を週一回、土曜日にしたいと思います(ネタ切れがひどい😭)

そんな調子ですが、どうぞこれからも読んでやってください🙇‍♂️