「こんにちはwasenkin嫁です。
今が旬のきゅうりは、ネパールでも今が旬です。」
【世界一栄養のない野菜】なんて言われたりもするようですが、ほてった体を冷やしたり、水分補給にもなり、暑い夏にピッタリの優れもの。
日本ではサラダや漬物に使われ、名脇役のような存在ですが、ネパールでは堂々と主役並みに目立つことがあります。
というのも、、、
ネパールの国民食ダルバートに、
まるでメインディッシュのように置かれていますが、カレーの箸休め的な、もしくはお口直し的な役目できゅうりは添えられています。
やはり脇役ではあるのですが、ネパールのきゅうりは日本のきゅうりの何倍もデカい!ので、必然的に目立ってしまうのです。
これは特に大きかったきゅうり⬇⬇⬇
味は日本のきゅうりとほとんど同じですが、かなり食べ応えがあります。
95%以上が水分と言われるきゅうり。
カトマンズの所々では【ジューススタンド】ならぬ【きゅうりスタンド】が暑い夏には繁盛します。
縦に4等分にされたきゅうりに辛いソースをつけて売っています。
日本でいうならば、のどが渇いて冷たいジュースを買う感覚で皆さん召し上がっています。
こんな風にネパールで愛されるきゅうりは、タルプ村では5月から11月くらいまで収穫でき、この時期はうちの大家さんも2,3日に一度収穫しています。
畑から竹籠に入れて家まで持ってきて、選別し、出荷用のコンテナに入れて、夜トラックに積み込み、カトマンズの野菜市場に卸します。
カトマンズで売られている姿⬇⬇⬇
ネパールでも最近は、農薬を使った見た目のきれいな野菜が主流になり、曲がったものや虫食いの痕があるきゅうりは市場で引き取ってもらえなくなったそうで、撥ねられたきゅうりは、大家さんちと我が家で消費します。
一つが大きいため、食べても食べてもなくならないきゅうり。
大家さんちはどうやって消費しているのか聞いてみると、『カレーの具にする』とのこと。
カレーにきゅうりは目からうろこでしたが、ズッキーニを入れた夏野菜カレーのように、きゅうりのカレーもなかなかおいしい。
きゅうりの消費に困ったときは、ぜひ試してみてください😊
おやつやおかずに大活躍のきゅうり。
もちろんその【種】も大事。
売り物にならずダメになったきゅうりから種をとり、来年まで持ち越します。
ここまで大量の種を持ち越す場合は別ですが、家庭菜園レベルで種を持ち越す場合、おそらくネパール独特の種の保存方法があります。
それがこちら⬇
どこで種が保存されているかわかりますか??
アップにしてみると・・・
なんと、きゅうりの種が壁に貼り付けてあります。
昔ながらの方法らしく、おじいちゃんおばあちゃんの家でよく見かけますが、とても斬新な方法です。
きゅうりの種周りがベトっとしているので、壁に引っ付くようです。
ネパールの田舎を訪問した時、もし壁に種がついていたら、それは「ついてしまった」ものではなく「つけているもの」なので、親切心で取らないであげてくださいね。
以上、ちょっと変わったネパールのきゅうり情報でした。