「こんにちはwasenkinです🙋♂️今回はタルプ村の友人『ラトナさん』の仕事をみさせてもらった時のお話しです。」
このブログにも時々出演してくれるラトナさん。
色々な事を手掛けている彼ですが、実はミツバチも飼っています🐝
先日お邪魔した時、ハチの巣箱を開きつつ、色々な話を聞かせてくれました。
🔼🔼ハチの巣箱へ向かうラトナさん。網の着いた帽子と、ゴム手袋をつけてはいるものの、ハーフパンツとサンダルという下半身の防御を無視したいでたち。流石「ストロングR」は健在です😁
今は沢山の巣箱を持っているラトナさんですが、もとは家の屋根に巣を作った群れを、手製の巣箱に移したのが始まりだそうです👏
どうやって数を増やしていったのか、面白い話を聞かせてくれました。
ラトナさん曰く、女王バチは生涯沢山の働きバチを産むが、将来女王バチになる個体も産む。
そしてその女王バチが成長すると、以前の女王は働きバチの半分を引き連れて巣別れしようとする。
そのタイミングで新たな巣箱を提供するとそこに定住する。
新しい環境で旧女王も、新女王も働きバチを増やし、また新たな女王を産む。
これを繰り返していって巣箱の数を増やしていくそうです😮
でもその巣別れのタイミングを見極めるのは簡単ではなく、気がつけば女王はいずこかへ飛び去った後だった、ということもあるそう…
他にもこれまで色々と苦労があったようで、
巣箱の大半が野生の「テン」に荒らされたり、
地震で倒れた巣箱からハチたちが逃げ出したり、
飼っているヤギが箱の上を飛び回って、驚いたハチたちが逃げ去ったり…
順調に増やしてきたわけではないようです。
そんな巣箱をラトナさんが見せてくれました🔽🔽
木製の蓋を開け、布の覆いを外すとハチが周りを飛び回り始めます。
何十もの羽音はなかなか威圧感があります😅
そしてたまに体に当たって来るハチを感じながら
「これは刺してくるんじゃないですか？」と尋ねるぼくに
「この時期のハチは刺さないよ」とラトナさん。
それを聞いて
…じゃあなんで自分だけ帽子と手袋をしているんですかと思うぼく(笑)
でも実際に巣箱の中でうごめいているものも、周りを飛び回っているものもこちらを攻撃してはきません。
動画の会話を少々翻訳。
箱を空けてフレームを取り出そうとしているラトナさんはハチたちに対して
「君たち、なにもしないからそこをどきなさい。」とか、
「ただ見るだけだから」
と話しかけています😁
商売道具としてだけ見ているのではなく、ハチに愛情を持っているのが分かります。
「ストロングR」あらため「ストロング＆カインドR」です。
巣箱に収められているフレームについても説明してくれました🔽🔽
フレームには二本の針金が通っていて、それを軸にして巣が形成されていく。
その巣作り作業をするのは孵化して21日以内の幼いハチたち！
材料は自分の体から分泌される「蜜蝋」（21日を過ぎると分泌されなくなるらしい？）
そうして作られた巣穴に、働きバチが外から持ってきた蜜を集めていく。
または女王バチが卵を産み落としていく。
そして新たに生まれたハチたちが蜜蝋で巣を拡大する…
そういう風にして巣は形成されていくようです。
最終的にフレームが巣で覆われ、ハチミツが十分溜まると人間が頂いていくわけですが、全部失敬するのはご法度のよう。
というのもあまり多く取りすぎるとハチの食糧がなくなり、全滅してしまうのだそう。
この線引きが難しいのだとか。
そうやってラトナさんがハチたちとうまく付き合いながら収穫したのが🔽🔽
はい、蜜蝋の巣ごとです！
巣穴の中にハチミツが大量に収まっています。
重量は6，7キロはあると思います。
これだけの量を運んで来るのですから蜂に対して感謝が湧きますね😊
そしてフタのように見えるもの、これも蜜蝋ですが、これをそぎ落として遠心分離機にかけてハチミツだけを集めて売りに出すようです。
でも今回は蜜蝋ごといただきました🔽🔽
ハチを飼っている人以外ではなかなかこの食べ方はできないでしょう👏
ラトナさんとハチたちに感謝しつつ頂きます🙏
この辺りのハチは30～40種類の花の蜜を集めてくるようですが、やはり季節によって味がだいぶ違います。
今回のハチミツは濃度が高く、少しほろ苦い印象です。
そんな変化を感じられるのも面白い所ですね。
もちろんおいしかったですよ😉
そして肝心の蜜蝋部分ですが、何が一番近いかというと…
「味のなくなったガム」
まぁおいしいというわけではないですが、かといって体に悪い物でもないし、そのまま飲み込んでしまいます😁（実際は体にとって良い物のようです）
また、後で調べて分かったのですが、この蜜蝋、ロウソクとしても使えるようです。
今度作ってみようと思います。
さて、今回はラトナさんのご親切によって新しい事が知れましたし、珍しい物も頂けました。
感謝！！
そして最後まで読んで下さった皆さまにも感謝を差し上げます🙇♂️
