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タルプ村女子と【どら焼き】作り!

「こんにちはwasenkin嫁です。
今週からタルプ村近辺の村や町の学校がお休みに入りました。」

 

夏休みならぬ、田植え休み

朝早くから夜遅くまで田んぼで働くため、学校へ行く子供の支度や宿題を手伝う余裕すらないであろう親御さん。

そして猫の手も借りたいこの時期、子供も立派な働き手。

⬆️こんな小さな子供も、竹かごを背負って、鎌を持って働いています。

そして学校の先生たちも、家族や近所の田植えに駆り出されるであろう。。。

そんな都合でか、この時期この辺りの学校は皆、約一か月休校になります。

 

朝から晩まで家業に忙しいとはいえ、子供たちにとって学校が休みなのは、やはり嬉しいこと。

近所のかわいがっている15歳の女の子は、二か月くらい前から、【休みになったら一緒にやりたいことリスト】を教えてくれていました。

そのうちの一つが【ドラケークを作る事】

ドラケークとは、どらケーキ、つまりどら焼きのこと😅

ヒンディー語のドラえもんをテレビで見ているので、ドラえもんに出てくるどら焼きがどんなものなのか気になっていたようです。

余談ですが、ネパールではドラえもんのことは『ドレエモン』と呼びます。
なぜなら【Doraemon】の【ra】を【ㇾ】で発音するため。
のび太、しずか、スネ夫の呼び名はそのままですが、ジャイアンは【ジアン】だそう。なんだかしっくりこないけど、英語表記でジャイアンは【Gian】になるので、たしかに呼び名は【ジアン】になりますね。

 

本題に戻り・・・

まずは期待に応えるべく、あんこの準備。

⬆️一晩水に浸けた小豆を圧力鍋で煮ます

だいたい小豆ですが、色んな豆が混ざっています😅

ゴミや石も混ざっているので、注意して取り除いたつもりでしたが、小豆の味見をした時に口の中で発見⬇️

⬆️歯が丈夫な私は痛くも痒くもなく小石を割りましたが・・

wasenkinの歯は簡単に折れてしまうので、彼が食べるどら焼きには小石が入らないことを願いつつ、味を調えます。

⬆️完成したあんこ

ちょうどあんこが出来上がる頃、午前中の仕事を終えた子どもたちがどら焼き作りに我が家へやってきました。

生地は彼女たちに作ってもらいます👩‍🍳

まずは卵を割るのですが、割り方が独特⬇️

スプーンの角度に個人差はありますが、スプーンを使って割るこの方法は、多分ネパールでは一般的。

この方が上手に割れるそう・・・

 

次に粉類を計量するのですが、分量を量って料理をする習慣がないため、子供たちもドキドキ・・

⬆️なぜか、入れる人とスケールの目盛りを見る人に分かれて計量中😅

たった1gの変化にもオドオドしながら計量する子どもたち😅

 

材料を混ぜ終えると、一人が生地をみて不安げに一言。

『ドラえもんに出てくるどら焼きは黒かったけど、私達のは白いのね・・』

焼き目の想像がつかなかったようです。

片面を焼いてひっくり返すと・・・

『黒くなった~~~!!!』とはしゃぐ女子たち。

純粋で可愛すぎる・・・😍😍😍

あんこを挟んで、完成です👍👍👍

いざ実食🍴

普段カレー味の豆しか食べていない彼女たちは、甘い味の豆を受け入れられるのか不安でしたが、想像以上に喜んでいます。

気に入ったのか、一般的などら焼きのサイズで言ったら3個分くらいのどら焼きを、一人でぺろりとたいらげる女子。

その後当然のごとく『甘さが限界~』と悲鳴をあげる女子。

素直さに癒されます😅

お口直しに緑茶を出すと、飲んで一言。

『苦味の奥に魚の味がする!!!』と。

おいしく淹れたお茶は「出汁の味」がすると言われることがありますが、

これは、彼女たちがうまみ成分を識別したということ⁈⁈⁈

お茶処出身の私としては、おいしいお茶を淹れられたことを誇らしく感じます😉

そして彼女たちの敏感な舌にも驚く。。。

 

そうこうしているうちに、午後の田植えの時間になりました。

『昨日は20時まで働いたんだ、今日は何時に終わるかな~・・』とつぶやきながらも、嫌々ではなく当然のように仕事に向かっていく彼女たち。

自分が15歳だった頃とは大違いだなと、感心しながらお見送りしたのでした。

 

最後に、ドラえもん関連の写真がないか探していたら、過去にネパールのTVで見た忍者ハットリくんの画像を発見したので、藤子不二雄さん繋がりということで載せておきます😅