「こんにちはwasenkinです🙏先日、おなじみ【A少年】とちょっとした旅にでかけました。目的地は【バクタプル】というネパールの古い都です。珍道中の様子をまとめてみましたのでどうぞ😉」
広大なカトマンズ盆地にはその昔、3つの王国がありました。
「カトマンズ王国」「バクタプル王国」「パタン王国」
今でもその時代の王宮周辺の街並みは保存されており、それぞれ世界遺産として観光客でにぎわっています。
今回はその中の一つ、古都バクタプルにA少年と行くことになりました👍
タルプ村で育ったA少年はあまり村の外に出た事がありません。
親族がカトマンズに住んでいるのでたまに行くことはありますが、その回数も限られたものでしょう。
というわけで当日はテンションマックス❗
いつもなら約束した時間に家に行ってもほぼいないのに、その日は余所行きの服を着こんで満面の笑みで玄関に座っています😅
ぼくはネパールで車を持っていないので、移動はバイクです🏍️
今回の旅もバイクに二人乗りです🔽🔽
※ネパールでは同乗者にヘルメットの着用義務はありません。
よっぽど嬉しかったのかA少年は移動中ずっとしゃべっています。
基本は目に入った看板を大声で読んでいるだけなので無視です。
村から約一時間半後、カトマンズに到着。
ちょうど昼ご飯を食べる時間だったのでナンカレー屋に入ります🔽🔽
ちょっと前にカトマンズで初めて食べてから、彼はこれをいたく気に入っているようです。
体は小さいのにぼくと同じ量を食べました😄
胃袋でも楽しもうとしているようです。
ここからバクタプルまではさらに1時間。
道は良くなりましたが、なかなかの距離です。
陽も高く昇り、じりじりと肌を刺してきます。
ヘルメットも帽子もかぶっていないA少年を心配しましたが、
彼は相変わらず看板を読み上げています。
元気なようで結構。
と言ってもやはり大変なので、チヤ屋で休憩🔽🔽
ぼくはチヤを注文しましたが、彼はずっと飲みたかったらしいネパールのエナジードリンク、「スティング」を見つけてまたテンション🆙
何が入っているのか、口の周りを真っ赤にしながらおいしそうに飲んでいました。
ちなみに写真奥に写っているお母さんはここの店主。
彼女はA少年と同じ「タマン族」だったようで、タマン語で彼に話かけてきました。
嬉しそうに話すお母さん、うつむき加減で言葉少なに答えるA少年。
いつもの自信に満ちた姿が影を潜め、借りてきた猫のようになっています😅
村では見られないA少年の姿です。
そして目的地、バクタプルに到着!
昔のまま残る寺院や王宮跡を見るために沢山の人たちが来ています🔽🔽
ちなみに五重塔形状のこの寺院はニャタポラ寺院という名称で、1702年に建立された、ネパールで一番高さのある寺院だそうです。
特徴的なのは階段の両脇に据えられた対になった石像。
下段から
❶伝説の戦士 ❷象 ❸獅子 ❹グリフィン ❺女神
上に登るにつれ、力が10倍づつ強くなると言われています。
…でも、ぼくたちのお目当ては寺院でも王宮でも石像でもありません。
本当の目的は…🔽🔽
バクタプル名物「ズーズーダウ」
ネワール族の言葉で「王様のヨーグルト」‼️
その昔、王様に献上されていたという、とても高貴なヨーグルトです🎊
この「ズーズーダウ」味はとても濃厚で、酸味少なく、甘さはほどほど。
例えるならヨーグルトとチーズケーキの中間のような味わい。
何杯でもいける、その名に恥じぬ一品です😊
素焼きの器が古い時代を偲ばせます。
古き良きものもある一方で、最近になって流行ったものも🔽🔽
「タピオカティー」です。
そしてA少年はこちらの方が好みだった様子。
手に持っているのはお姉ちゃんのために、と買ったマシュマロ。
頼まれていたわけではなく、いつかお姉ちゃんが話していたのを覚えていたようです。
観光地価格で結構高かったのですが、自腹で買いました。
エライ!
ある程度広場を見て回ったらバクタプルを後にします。
ここからタルプ村までバイクで2時間以上…長い…
帰り道を想像して憂鬱になるぼくとは対照的に、A少年はまだまだ元気。
相変わらず看板の音読に余念がありません。
しょうもないことですが、これだけ聞かされていると彼の傾向が分かってきます。
自動車やバイクのメーカーは必ず読み上げます😅
そして読み上げ対象の別のものは、信号待ちで止まっている時に現れます。
この信号が変わるまでの秒数の表示板を見ながら🔽🔽
大声でカウントダウンします。
元気ですね~👏👏
周りの人がこっちを見ているのにも気づかず、一心不乱にカウントダウンしています。
…逆に疲れすぎているのか?
実際この日は気温が高く、直射日光もきつかったので長時間のバイク移動は彼にとってはしんどかったはずです。
ということで涼しい所で休憩しようということに🔽🔽
出発前から「ピザを食べたい」、と言っていたのでショッピングセンターにあるピザ屋へ立ち寄ることに。
ここも彼にとっては初めて来る場所だったので、珍しそうにキョロキョロ周りを観察しています。
そして、「あれは危ないね。」と指さす先には🔽🔽
大きな蜂の巣🐝
さすが田舎の子、見るところが違います。
店の中に入っても興味津々。
メニューはやはり音読しつつ、よく吟味して選びます。
出てきたピザの大きさに驚きつつ、見た事ないはずの調味料も手あたり次第全部振りかけ、今回もぼくと同じ量を食べます👍
最後まで全力で楽しんでくれて、こちらとしても本望です。
この後、一時間かけてなんとか家に到着。
さすがに帰り着くころにはA少年もぼくも疲れ果てていました😄
これでA少年との一日旅は終わりです。
が…もうすでに次に行きたい所は決まっているもよう。
それは…「動物園」🐯
いつかまた動物園編を報告する日が来るかもしれません😅
最後まで読んで下さってありがとうございました🙇♂️