「こんにちはwasenkin嫁です。
私たちの生活に欠かせない水。
原始的な生活をしているタルプ村の水システムはいったいどうなっているのでしょうか⁈」
もちろん給水システムも原始的👍👍👍
我が家へ届く水の源がこちら⬇️
家から歩いて2、3分の山の中に、どこかの森からひいてきた水がチョロチョロと出ているところがあります。
(写真の真ん中あたりにかすかに水の筋が見えるはず・・・)
その水が溜まるところにホースを置き・・
⬆️見えづらいのですが、右側の黒いホースは水溜りの中に沈んでいます
家までひたすらホースを繋ぎ・・
家のそばで垂れ流す・・
これが、タルプ村の一般的な上水システムです。
超原始的(笑)。
そしてこの水を、多い所では10軒で分け合って使っています。
つまり、ホースの先は各家庭の敷地内まで来ているけど、Aさんちが水を使っていればBさんちには水が届かない、そんなシステム。
そのため水の取り合いになることも💦
この間は、とあるお宅の女の子がシャンプーしている最中に、どうしても洗濯をしたかった別の家のおばさんがホースを付け替えてしまったため、女の子は泡だらけのまま強情なおばさんの洗濯が終わるのを待っている、という現象が起きていました・・・😰
しかし我が家は少しハイテクです👍
ウチの敷地内までひいている水は、我が家と大家さん家族の二家族だけで使えるため、大家さんが水を使っていない隙に、この黒いホースの途中を付け替え・・
タンクに水を溜める・・
それにより、我が家のキッチン、バスルーム、トイレからはいつでも水が出てきます。
しかし、タンク内の残量を確認する方法は、原始的(笑)。
タンクをコンコンと叩く💥
上から下に、下から上に、と叩いていくと、水が入っている部分は鈍い音が、入っていない部分は音が響いて聞こえます。
なんとも原始的な、でも棒一つでできる簡単な確認方法です。
水圧が弱いので、500リットルタンクを満タンにするのに4時間ほどかかりますが、乾季の終わりにも水が無くなることはなく、自由に水が使えて、とっても助かっています。
カトマンズに住んでいた頃は、水が本当に貴重で、一滴も無駄にしないように生活していたので、垂れ流すほどに水がある今の生活は夢の様です✨
山の水溜りから水をひいているため、ホースの先にカニが挟まり水が届かないことがあったり、砂や落ち葉が流れてくることもありますが、地元の方たちはそのまま飲むほどのきれいな水です。
私たちは山の水をそのまま飲むと【卵ゲップ病】と呼ばれる、いかにも臭そうな病気に襲われることが続いたため、煮沸して飲んでいます😅
各家庭に給水設備があり、いつでも安全な水が飲める日本。
水道水が飲めないとか、そもそも水道から水が出ないとか、日本で生活している頃は考えた事もなかったのですが・・・
現在世界で36億人もの人が水不足に悩まされているようです。
そして「水道水をそのまま飲める国」は世界で日本を含め12か国だけだとか・・。
日本は本当に恵まれているんですね~
以前書いた「カカニ村」の水事情はこちら🔽🔽