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大家さんは薬剤師さん⁈

「こんにちはwasenkin嫁です。
とある日、大家さんの意外な一面を知りました。」

 

ブログでも何度か登場している大家さん。

しっかり者のお母さんと、おっとりとしたお父さんの、アラ還のご夫婦です。

お母さんはとても賢い方で、日常の小さなことも細かく分析し、考えて活動するタイプ。

ある日の朝、大家のお母さんとおしゃべりしているところへ、小さな子供たちがやって来て、「お薬ください」と言います。

何のお薬だろう⁈と思っていると、突然大家のお母さんによる問診が始まります。

そしておもむろに部屋に入っていき、何かをカンカン叩きつぶし始めました。

覗いてみると・・

暗がりの中、鎌の柄でお米を潰している大家さん。

しかも何かブツブツ言っている。

見てはいけない儀式でも始まったのかと思い、ドキドキしながら大家さんの声に耳を澄ますと、この季節は手に入らない葉っぱだから大事にしたかった・・とのこと。

(怪しいおまじないじゃなくて良かった😅)

その葉っぱがコレ。

ただの枯れ草に見えるけど、何やら貴重な薬草らしい・・。

そして砕いたお米と謎の薬草を握りしめて、今度は庭へ。

地面を凝視し、厳選しながら何かの草を摘み始めます。

見せてもらうと・・・

まさかの⁈⁈

私にはただの雑草にしか見えないのですが、これも重要な役割をするとのこと。

これらすべて(米、謎の薬草、庭の草)を手で揉み潰す

さらに石ですり潰してクリーム状にしたら、それを患部に当て、絶対濡らさないように&治るまで剝がさないように、と子供に言い聞かし、手渡す大家さん。

この薬は接着剤のようにくっついて患部を保護しつつ、膿を出してくれるんだとか。。。

どうやら、女の子の指に水膨れができていて、そのお薬を大家さんが作ってあげていたようです。

ただの水膨れか、やけどのように見えるのですが、大家さん曰く、この水膨れは突然現れ、ひどくなると広がり、発熱と耐えられないほどの痛みに苦しむのだという。。。

ただの皮膚炎ではなさそうです😥

大家さんは30年以上前に親子でこの症状に苦しみ、近所のおじいさんが教えてくれたこの薬草治療で治ったそうで、それ以来季節になるとこの薬草を探し、乾燥させて保存しているようです。

そしてその噂は村中に広まり、この症状が出た村人はお薬を求めて大家さんの所へ来る、というわけでした。

 

村人たちは、かゆみ止めの葉っぱ、鼻づまり解消の葉っぱ、熱中症対策の葉っぱ、結石の痛み止めの葉っぱ、などなど、様々な薬草治療に詳しいです。

病院も薬局もないこの村で生き残るには、身の周りにある自然の恵みを用いて病気と闘う知恵が必要なのかもしれません。

 

大家さんの知らない一面を知れた、とある日の朝でした😊