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「ダサイン」で戦時に想いを馳せた話

「こんにちはwasenkinです🙋‍♂️今ネパールはこの国最大の祭り【ダサイン】の最中。学校や会社は休みになり、商店は閉まります。そうして皆さん、家族や親せきと時間を過ごしています。一昔前の正月のような雰囲気です😊」

 

この時期、ネパールは非常に心地良い時を迎えます。

雨も降らず、暑くもなく、寒くもないちょうど良い気候。

ヒマラヤも綺麗に見える。

みなさん、いつもよりさらにゆったり時間を過ごしている。

そんなうららかなある日、タイトルに繋がる重大問題が発生しました…

 

…ついに食べるものが無くなった!!

 

正確に言うと、ご飯やおかずはあるのですが、小腹が空いたときに食べられるようなおやつ的なものがない!

今回、ダサインに備えて食糧を備蓄するのを忘れていました🥲🥲

日本から持ち込んでいたお菓子類も底をつき、本当に何もありません…

普段はあまり間食をしない方ですが、こう何もないと逆に食べたくなります。

やがて他の何も手に付かなくなり、気が付くとどこかに食べられる物はないかということばかり考えている始末…

 

そこでとりあえず外に出てみることにしました。

周りにあるのは、豆、キュウリ、青いミカン、青いトマト…

どれも今の渇望を満たしてくれるようなものではありません。

ぼくの体はすぐにでもエネルギーを補給できる高カロリーの物を欲しています。

やっぱり何もないか、と半ばあきらめかけていた時、一つの可能性を思いつきました。

それはもしかすると生存本能のささやきだったのかもしれません。

 

「…サツマイモ」

 

あ、そうか、その手があったか!!

と言っても前回畑に植えたツルにはまだイモはなっていないでしょう。

 

mrsora.com

 

そこではなく、それを植えている時に大家さんが何気なく言った一言がフラッシュバックします。

 

「…イモのツルならその辺りにもあるよ~」

 

数か月前、手にしたカマで、ある一点を指しながら大家さんは確かにそう言いました。

そこに最後の望みをかける事にします。

果たして、ぼくの生存本能は頼りになるのか?

 

そして探し始めてほどなく、葉っぱを確認!!

これは間違いなくサツマイモの葉っぱでしょう!

草に埋もれたツルを手繰り、根元を特定。

この下にうまくいけばエネルギー源があるかもしれない、期待を込めながらぼくは固くなった土を手で掘り進めます。

そして掘りながら考えます。

 

…あれ?はだしのゲンでこういう場面なかったっけ?

飽食の現代に戦時を感じられるとは貴重な体験です。

 

そしてついに!!

発見しました!さつまいも!!

 

でも…

…小さすぎる😭

これでは何の役にも立ちません。

そこでまたもや、生存本能が…

 

「…前に親芋として埋めたサツマイモの周りに子芋はなってないか~」

 

…ここまではっきり聞こえてたら危ないですね(笑)

まぁないだろうなぁ~とあまり期待をせずに掘ってみると…

なんと、ありました!!

小さいですが、親芋と同じ赤いサツマイモです!

これは期待できます😄

 

早速発見した二つのイモをきれいに洗い

ジュリーは庭をうろつくぼくを不思議そうに見ていましたが、まさか腹を減らして地面をほじくり返していたとは想像もしていないでしょう😄

 

水に浸した紙で包んだあと、アルミホイルで覆い


「サルミラ式七輪」に火をつけイモを投下

後は火が消えるまでこのまま放置です。

 

そして約15分後…

灰の中からアルミホイルをつまみ出し、まずは白イモの方を開いてみると…

あれだけ苦労して見つけたのに…

もっと丁寧に焼きあげるべきだった…

気を取り直してもう一つのイモを確認。

外側はちょうど良い焼き目がついていかにもおいしそう。

肝心の内側は…?

ホクホクです!

ちゃんと甘くておいしいサツマイモ👍👍

いや~素晴らしい!

なんとか生き延びる事が出来ました(笑)

しかしまさかダサインに戦時を垣間見るとは…

でも、なかなかできない良い経験ができました😊

 

今回も最後まで読んで下さりありがとうございました🙇