「こんにちはwasenkin嫁です。
こちらも日本と同様、季節が変わり朝晩涼しくなってきました。
季節の変化は、近所の畑の様子からも伝わってきます。」
少し前まで、どこもかしこもトウモロコシ畑だったタルプ村。
今は・・・
どこもかしこも枯れ木が「植えられて」います😅
枯れ木の根元には新たな作物が・・・
実はこれ、キュウリ畑。
キュウリの蔓が巻き付くようにと、支柱として枯れ木が植えられているのです。
教えてもいないのに、近くの枝に自然と巻き付いていく蔓。
きっと支柱のさし方にもコツがあるんでしょう、支柱を付けた途端にぐんぐん成長していきます。
日本では既製品の支柱を使うと思われますが、こちらは山に木がたくさんあるため、そして出費を抑えるため、山から適当な木を探してきて支柱にします。
⬆待機中の支柱たち
これぞまさに、【地球にやさしいエコ】。
ただこの支柱、一家で2~300本と必要になります。
それを探して、切って、起伏の激しいこの地域で自力で運ぶのは、骨の折れる作業。
そして村中の人がこの木を必要とするため、適当な木がだんだん手に入らなくなるようです。
お陰で、庭のグアバの木を犠牲にした人もいれば、10メートル以上木登りをして枝を確保する人も。
そしてこの作業中は、公道が木や葉で覆われてしまうこともしばしば😅
バイクで村中を行き来する私たちは、バキバキと木の上を走ることもあります😆
キュウリを植えてすぐの頃は、キジバトがその芽を摘んでしまうため、畑で番をして鳥を追っ払うお母さんたち。
少し成長したら、木を伐り、運んでくるお父さんたち・・。
お店では安く手に入るキュウリですが、育てるのはなかなか大変です。
畑の名物、案山子も活躍しています。
ただし案山子のクオリティーは低く、大概婦人服のクルタ(民族衣装のトップス)が木に引っ掛けられているだけ、です。
この案山子は男性用のトピ(伝統衣装の帽子)もつけています。
女性用の服に男性用の帽子と、性別不明の案山子ですが、鳥に食べられさえしなければ、どちらでもいいです😅
キュウリの作業と同時進行するのが、収穫されたトウモロコシの実を剥がす作業。
トウモロコシが山積みにされているのも、この時期ならではの光景です。
農作業を引退したおじいちゃんやおばあちゃんが黙々と実を剥がす作業をします。
農家の皆さんは、本当に忙しい・・・。
そんなこんなで、『忙しくて、ちょっと遠い別の畑の様子を見に行く暇がなかった』と言うご近所さんがおすそ分けしてくださった野菜がこちら⬇
収穫すべきタイミングを逸した巨大オクラ。
『外側は硬くて食べられないから、中の粒粒を食べてね』とのこと。
捨てる部分がほとんど、食べれる部分は小さなココット一杯分😅
キュウリの支柱にしろ、巨大オクラにしろ、【もったいない精神】がやはり皆さんしっかり身についているようです😊