「こんにちはwasenkinです。この前ネパール人の友達からバナナを頂きました。庭に「木」があるそうです。頂くついでに話を聞きながら観察してみました。」
友人が住むのは僕たちが住んでいる「カカニ」ではなく「タルプ」という村です。
タルプは標高1400mに位置する村なのですが、けっこう温かく、そこはかとない南国ムード🍹が漂います。
(この村にも沢山の友人が住んでいますので、いつか紹介できればと思います。)
さて、友人の庭に植えられているバナナの「木」がこれ⬇️⬇️
う~ん、立派な「木」ですね~🙂
高さは6,7メートルくらいあるでしょうか?
葉っぱも青々と広がり、暑い昼下がりには良い陰を作ってくれそうです👍
近くで見てみるとけっこうな密度です。
一か所に何十本も密集して生えています。
なかなかのジャングル感!
手にヤリを持って奇声を上げる腰ミノ集団が出て来そうです(笑)
(注:タルプの人たちは農業を営む穏やかな人たちです。ちゃんと服も着ています)
よく見ると色々な所に実🍌がなっています。
まだ青いですが、ちゃんとしたバナナ🍌
友人曰く、このまま木で熟させた方が甘くておいしいそうですが、大体は青いまま切って大きめの袋に全体をスッポリ入れ、その中で熟させるようです。
実のなり方が面白いですね。
一本の芯を中心に、グルっと取り囲むように実が逆さまについています。
そして先端には赤い「花」のような物体が…
…でもこれは花ではないそう。
この部分は「苞葉」といって「タケノコの皮」のように一枚一枚剥がすことができる構造になっています。
そして剥がれた皮の内側に本当の花が隠れています!⬇️⬇️
黄色い棒状の部分が花🌸
そしてなんとこの花一つ一つがバナナの実になるのです!😮
そういわれてみるとなんとなくバナナっぽく見えてきますね😜
ちなみにネパールの人たちはこの花の部分を炒めて食べます。
面白いのは実のなり方だけではありません。
バナナの「木」が実をならせられるのは一度だけ!
なんと実がなったらその「木」は枯れてしまうのです。
というのもこのバナナ、さっきからバナナの「木」と言っていますが、分類上は「木」ではなく「草」🌿
そう、バナナは草なのです!🙀🙀
ですからミカンやリンゴや梨のように同じ木が何年も実をつける事はできません。
そしてもう一つ面白い事実が⬇️
「木になるものは果物 草になる物は野菜」という分類があるのですが
これを当てはめると…
バナナは果物ではなく野菜!!ということに…
つまり、僕たちはこれまでの見方を大きく変更しなければなりません。
黄色くて長くて甘いアレは…🍌
「バナナの木になる果物」ではなく
「バナナの草になる野菜」なのです!!
……まぁどうでもいいんですけどね~🤪
ちなみにバナナの「茎」のように見える部分は、葉っぱのような物の集合体=「偽茎」と呼ばれるらしいです。
本当の茎ではないんですね。
そして本当の茎は土の中にあります。
その地下に眠る部分から、今年の偽茎が役目を終える頃、新しい芽が生えてくるのです⬇️⬇️
これらが1,2年後には成長し、実をつける。
すごい成長速度です😮
ちなみにバナナの実の中央に見えているちいさな黒い種ですが⬇️⬇️
その昔、バナナが野生種だったころは小豆ほどの大きさの種がぎっしりつまっていたという話。
そこから種が小さく、少ない個体が選ばれ育てられ現在にいたるということです。
身近なものですが調べてみると面白いものですね。
さて、今回もどうでもよいお話でした。
お付き合いくださってマコトにありがとうございました🙇♀️