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コーヒーチェリー「ウォッシュド」精製 ~タルプ村の『野良コーヒー』~

 

「こんにちはwasenkinです。先日、大家さんの庭で発見&採集したコーヒーの実ですが、やっと飲むことができました!けっこう簡単にできましたので、その方法をお伝えしたいと思います🙇」

 

まず最初にしたこと。

それは…

 

このコーヒーに名前を付ける事😄

 

精製の方法とは全く関係ありませんが、愛着湧くかな~?と思って…

この辺りのコーヒーの木は植えられたはいいけれども、その後放置されていました。

世話をされることなく、自然の中でひっそりと、でも力強く…

だから…名前は…

 

「野良コーヒー」!!🎉

 

いかがな響きでしょう?

そして、ここに彼らをご紹介できるのは光栄です!!

 

…はい、くだらない前置きが長くてすみません😅

これからプロセスを説明します。

 

今回収穫したコーヒーチェリー(コーヒーの実)は1.5kgありました。

これを「ウォッシュドプロセス」と呼ばれる方法で精製してみます。

まず収穫した実を🔼🔼

 

❶水に浸ける

そうすると中が未成熟の実が浮いて来ます。

そうした実と、まだ色のついていない青い実、明らかに様子のおかしい実を取り除きながら全体を洗います。

 

❷果肉を除去する

熟れたコーヒーチェリーは柔らかいので、圧力を掛けると裂けて中の豆が出てきます。

ぼくはビール瓶を使いましたが、底が平たく、力を加えやすいものであれば何でもいいと思います。

回転を加えつつ、すり潰すような要領で根気よく行います。

 

ちなみにコーヒーチェリーの中には豆が二つ向かい合って収まっています🔽🔽

出てきた豆だけを集めた後、軽く洗って🔽🔽

 

❸袋に入れて1~2日程放置

実から取り出したばかりの豆はとにかくヌルヌルしていて扱うのが大変です。

袋に入れて2日程おくと、このヌルヌルした膜(ミューシレージ)が分解されます。

そしてこの期間に味にも良い変化が生じる…とか。

 

❹袋から取り出して洗う

洗っていくとヌルヌルしたものが取れ、カシャカシャという、豆同士が触れる乾いた音がするようになります。

ミューシレージの除去完了です。


ちなみにこの状態でコーヒー豆のように見えますが、これは実を覆っている殻、パーチメントです。

豆本体はこの中にあります。

コーヒー豆って結構色々な物で保護されてるんですね。

 

❺パーチメントごと1~2週間、天日で乾燥させる

時々撹拌しながら乾燥させます。

空気の乾燥具合や日の当たり具合によって違いがあると思いますが、ぼくの場合は1週間でも乾燥が進みすぎたと感じました。

 

❻パーチメントを剥がす

コーヒー豆本体を取り出すためにパーチメントを剥がしていきます。

この作業、ひとつひとつ指で剥がしていったのでかなり時間がかかりました。

指先もイタイ…

 

そしてやっと…

「野良コーヒー」と対面!!

結構時間がかかりました。
そして1.5kgのコーヒーチェリーから収穫できた豆は300gm

重量は5分の1になっちゃうんですね。

 

精製のプロセスは以上です🎉🎉

 

さて、味の方はどうでしょうか?

タルプ村の「野良コーヒー」頂いてみます!!

 

まずは「サルミラ式七輪」で焙煎🔽🔽

mrsora.com

 

焙煎完了!!

まずまずの仕上がりです🔽🔽

豆挽き&ドリップ🔽🔽

完成🔽🔽

感想は…

 

手前みそですが…

 

良き!!!

 

ほぼ放置のコーヒー豆…

素人がする初めての精製…

久しぶりの炭火焙煎…

 

心配な要素が多分にありましたが、予想を超えて良き!でした!

 

特徴的だったのは香りのたかさ。

豆を挽く段階でいい香りが漂っていました。

味はちょっと酸味が強く、コク、苦味が少々。

(もう少し焙煎を強くするとぼく的にはさらに良き!でした)

後味にも特徴があってコーヒーの残り香が心地良く続きます。

 

香り ★★★★☆

甘味 ★★★☆☆

酸味 ★★★★☆

苦味 ★★☆☆☆

渋み ★★☆☆☆

コク ★★★☆☆

 

タルプ村の「野良コーヒー」

いつか皆さんの所にも…

 

今回も最後まで読んで下さりありがとうございました🙇

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

もう一つの精製方法「ナチュラル」にも挑戦してみました🔽🔽

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