「こんにちはwasenkinです。今ネパール、タルプ村は小麦の収穫期。今回、その収穫にちょっとだけ参加させてもらいました😉」
以前参加した「米の収穫」についてはこちらから🔽🔽
参加させてもらったのは、うちの真横にある大家さんの小麦畑。
🌾全体がきれいに色づいてまさに収穫時!という感じです。
緑の中に、そこだけ切り取って張り付けたようなシャンパンゴールド!
風でも吹いていればなお風流。
これはこれで見物です👍
さて、これを刈り取っていくわけですが、さすがにネパール、例によって手で収穫😉
🔼🔼大家さんが鎌を手に刈り取っています。
この時の「カサカサ」「ザクッザクッ」っていう乾いた音がまたいいんですよねぇ~。
刈ったものは運びやすいように、ひとまとめに縛ります🔽🔽
沢山あるように見えた麦もこうしてまとめてみるとそう多くはないんですね。
その後まとめた小麦の束を運びます。
もちろん人力で😁
だいたい10束を一つにまとめて肩に担ぎます。
が…
これがけっこう大変!😅
重さもさることながら、とにかくカユイ!
乾燥した茎のガサガサが、穂の先端から延びる細い毛のようなものが腕や顔を刺してきます。
束から落ちる欠片がシャツの中に、靴の中に入ってきます。
この状態で100mほど重さと痒みに耐えながら歩きます。
その後、まとめておいた小麦の束を脱穀機にかけます。
(大家さんの畑では日が暮れて撮れなかったので、ここから先は他の畑での写真)
その脱穀機もまたユニーク😄
こちらから行かなくても、向こうからやってきます!
どういうことかと言うと…🔽🔽
後ろの機械が脱穀機本体ですが、派手なトラクターに引っ張られながら家の前まで来てくれます。
なかなかめずらしい「出張脱穀サービス」です。
🔼🔼さて、脱穀機本体ですが、見た目だけでは何がどうやって動くのかさっぱり分かりません…
でも動いているところを見ると作業はいたって簡単。
まず上部の投入口から小麦の束を入れる🔽🔽
そうすると本体後部にある排出口から穂の部分だけが出てくる🔽🔽
そして側面からは粉砕された小麦の茎が勢いよく排出される🔽🔽
さらに、粉砕された茎は誰かの家の屋根に積もっていく😆
こんな感じでネパールの小麦の収穫は行われて行きます。
大家さんの小麦も翌日の朝見てみるとちゃんと脱穀されていました🔽🔽
こうして数日間天日で乾燥させた後、製粉するために「粉挽き屋」に持って行きます。
(「粉挽き屋」とか「粉挽き小屋」なんていうのは、もう日本にはないかもしれませんね😅ネパールでは今も大活躍ですが、いつかそのことも記事にできれば。)
さて、こうしてできた小麦粉、いったいどうやって消費されるかと言うと
水を加えて薄く伸ばし、焼く「ロティ」にしたり🔼🔼(カレースープにつけて食べます)
水を加えて温め、ペースト状にする食べ物「デロ」にしたりします🔽🔽(カレースープにつけて食べます。噛まずに飲み込むのが作法です😅)
小麦はこんな感じで、時々米に代わって主食として利用される、とても大切な穀物なのです🌾
以上、ネパールの小麦収穫体験記でした。
最後まで読んで下さりありがとうございました🙇