「こんにちはwasenkinです🙋♂️前回は約13年前のネパール旅の始まりについて書きました。今回はその旅の中盤にあった様々な出来事についてお話しさせてください。」
ネパールに着いたその日の天候は薄暗く、寒々としたものでした。
でもその次の日は🔽
空は晴れ、上々の旅日和!
ホテル屋上から眺めるゴミゴミした街の様子も…さらにくっきりとゴミゴミして見えます😅
でも早速ですが、この眺めともお別れです
着いた翌日、ぼくは新たな宿を探しに出かけました。
…なぜわざわざ新しいホテルを?
理由は単純、初日のホテルも一泊800円と信じられないくらい安かったのですが、信じられないくらいの貧乏旅行だったので、長期滞在するホテルはとにかく安い所を探そう!と考えてのことでした😄
町を歩いているとあ~やっぱり海外にいるんだなぁと実感します。
車から、バイクから、人種から、服装から…何から何まで日本の日常では目にすることの無い物で溢れかえっています。
写真を見て当時の記憶を思い出しましたが、建物の造りも日本とは全く違います。
全面はキレイに見えるようにペイントされているけど、横はレンガむき出し。
狭い土地に少しでも広い居住スペースを確保しようと、上階に向かうほどに床面積が広くなっていく造り。
一階部分には何を売っているか分からない店。
読めない看板…
全てが刺激的でした😄
歩き回って喉が渇いたぼくは道端で売っていたナゾの飲み物に手を出しました🔽
前髪が一直線に切りそろえられた青年の屋台にあったのは、ラムネのような瓶の上にレモンを乗せた飲み物。
レモンソーダに違いない!とお兄さんに聞いてみると
「ソーダ レモンソーダダ。」と言います…😁
なので一杯頼みます。
瓶に入ったソーダをコップに注ぎ、そこにレモンを絞ります。
さらにそこへ、プラスチック容器から薄ピンク色の粉を少々…
何を入れたか分からないけど、レモンソーダには違いないとそれを口に含んでみると…
この時の衝撃をぼくはいまでも忘れていません。
何味かと聞かれたらこう答えます…「裏切り味」
それはぼくの知っているレモンソーダとは真逆のシロモノでした…
まず、甘さゼロ!
瓶の中身は無加糖の炭酸水のようです。
なぜかしょっぱい!
最後に入れたナゾの粉は塩だったようです。
さらに硫黄臭い!
ナゾの粉はただの塩ではなく岩塩なのでした。
日本のレモンソーダをイメージしながら飲んだぼくの脳はこの時大きなダメージを負い、今でもこの裏切り味のソーダを見るとこの時の記憶がよみがえります😵💫
その後、別の前髪が一直線に切りそろえられた青年が営んでいるジュース屋さんに行き、裏切られようのないフレッシュジュースを飲みました。
こちらは文句なくおいしかったです👍
その後、新たなホテルを無事発見🔽
そのお値段なんと一泊250円!
安すぎ!
もちろん安いなりの理由はあって
シャワーは水しかでないし、
遠くの部屋の誰かの咳が間近に聞こえるほど壁は薄いし、
ベットは人の形にヘコんでいるけど、
そんなものはこの値段の前には無に等しい問題でした。
そしてこの旅の最後までこの部屋にお世話になるのでした。
問題と言えば一番の問題はこれ🔽
どういう状況か分かりますか?
これが分かれば、ネパール通です(笑)
正解は…停電!
当時カトマンズには計画停電というものがあり、長い時には一日に13時間くらい電気がなかったように思います。
(ちなみに停電になった時みなさんが口にする言葉があります。それは「バッティ ガヨ!!」訳すと「電気いった!!」です😁)
それもとくに電気の必要な夜間に突然停電になるのでその絶望感たるや、すさまじいものがありました。
テレビは付かない、当時スマホやタブレットもない、外も真っ暗で出るにも危ない…
できる事と言えば懐中電灯かロウソクの光で読書をするくらい🥲
とにかく停電になると一気にテンションが下がります。
それは皆も同じなようで、このホテルのすぐ近くに、音楽を大音量で流すダンスホールがあって毎晩賑わっていたのですが、いつも突然の停電と一瞬の静けさのあとに、「バッティ ガヨ!!!」「バッティ ガヨ!!!」「バッティ ガヨ!!!」と大声で叫ぶ人々の声がこだまするのでした…
…とここまでで結構な文字数になってしまいました。
本当は3回でこの初ネパールシリーズを終わらせたかったのですが、もう少し長引きそうです(笑)
どうぞお付き合いください。
ということで今回はここまでにしたいと思います。
最後まで読んで下さってありがとうございました🙇♂️