「こんにちはwasenkinです。今日はこのブログ始まって以来の初の試みとなります。その試みとは…『ネパリの友人に日記を書いてもらう!』その第一弾はタルプ村のエクセレントDことドゥルガさんです🤗彼にお願いして最近の出来事を書いてもらいました。それを日本語に訳して今回はお届けします。ドゥルガさんが選んだテーマは『ディド』という食べ物です。ではどうぞ!」
※ドゥルガさんについては過去記事をどうぞ…
皆さん初めまして、ドゥルガ・タマンです👋
今日はネパールの伝統的な食べ物「ディド」の作り方や食べ方をお話しします。
まず、ネパールの国民食と言われるものに「ダルバート」がありますが、このディドも国民食の1つで、頻繁に食べられています。
私も週のうち3日はこれを食べます。
このディドはとても腹持ちが良い食べ物です。
例えばダルバートであれば12:00に食べると15:00にはもうお腹が空きますが、
ディドは17:00くらいになります。
そんなこともあって、特に私の様な農業従事者に好んで食べられています。
材料は穀物の粉です。
トウモロコシ、小麦、そば、ヒエなどを使います。
ちなみに私はトウモロコシと小麦をミックスしたものが好きです。
作り方は、まずお湯を沸騰させてその中に粉を少しづつ入れていきます。
一気に全部いれてしまうと固まってしまうので入れては混ぜを繰り返します。
この時混ぜるのに使う棒を私たちは「ダビロ」と呼びます🔽
これで粉を混ぜつつ、塊があれば潰します。
粉はどんどん硬く、重くなってくるので完成間近になると、混ぜるのが大変になります。
そこで使うのが「カベダウラ」です🔽
こうやって鍋を押さえつけるのに使います。
こうすることで鍋が固定され、混ぜやすくなるのです。
こうして完成した「ディド」がこれです。
※真ん中のカタマリ状のもの
食べ方はダルバートの時に米を食べる要領で、ディドを小さくちぎってダルに浸して食べます。
そして、噛まずに飲み込みます。
この食べ物はのど越しを楽しむ食べ物なのです。
でも注意しないといけないポイントが二つあります。
❶あまり大きな塊にしないこと
毎年ディドを喉に詰めて亡くなる人がいるからです。
❷落とさない事
ネパールにこんなことわざがあります。
「ディドを落とすと妻がいなくなる」
理由は分かりませんが、昔からそう言われています。
もちろん本当に落としたからと言って妻がいなくなることはありませんが、このことわざを皆知っているので、食事中にディドを落とすとビックリするくらい笑われます。
ぜひ皆さんネパールに来てネパールの国民食ディドを食べてみてください👋
「以上がドゥルガさんの日記でした。今回はあまり表に出てこないネパール文化の、さらにちょっと深い所を垣間見ることができたように思います。おもしろかったです😊ディドを食べる時には絶対に落とさないようにしようと思いました😄
またいつかドゥルガさんや他の人にも日記を書いてもらおうと思っています。」