「こんにちはwasenkin嫁です。
庭に植えたからし菜が豊作で、青虫のように毎日大量に食べています。
からし菜を調理しながらふと思い出したことがあるんですが・・・。」
我が家のからし菜🔽
ネパール人のお友達と一緒にからし菜の炒め物を作っていた時のこと。
「手でちぎる?それとも包丁で切る?」と聞かれました。
青菜炒めの青菜はいつも包丁で切っていたので、手でちぎるという選択肢が私の頭にはなく、なぜちぎったほうがいいと思ったのか聞いてみました。
すると、「包丁で切ったものより、手でちぎって作った青菜炒めの方がおいしい!」とのこと。。。
「そんなの気のせいでは・・」と初めは思ったのですが、どうも本当のようです。
他にも、気のせいだとか迷信だと思って聞き流していると、実は科学的根拠があったりするネパールの風習ってけっこうあるんです。
それで今回は、気のせいでは⁈と思っていたものの、本当のことであったものをいくつか紹介しようと思います。
まずは・・・
「青菜炒めの青菜は手でちぎるとおいしい説」
日本でも、きゅうりは和え物や漬物にする場合、切るより叩いて割る方が良い、と言います。
叩いて断面がでこぼこになると、味がなじみやすくなるため。
青菜も同じように手でちぎると味がなじみやすく、しかも青菜炒めの場合は、切るよりちぎった方が、アクが出にくいというメリットがあるようです。
まさかと思ったけど、正解でした。
野菜は切り方によって、歯ごたえや味わいだけでなく、栄養効果にまでも差が出るようですよ。
「手で食べるとおいしい説」
ネパールは手食文化です。
日本では手を使わず食べるように子供のうちから教育しますが、実は世界の約44%の人は手で直接ものをつかんで食事を行っているようです。
手食に慣れてくると、スプーンで食べた時に金属の味が邪魔をするようです。
そして手で食べると、指先の感触からも食事を楽しめるため、二度おいしいとのこと。
慣れないために理解が難しいだけで、どうもこの説も本当のようです。
ちなみに日本も奈良時代までは手で食べていたみたいですよ。
「夜にアイスを食べると扁桃炎になる説」
「ウイルスや細菌が原因で感染するんだから、これも迷信の一種」と思っていましたが・・・。
扁桃は、ウイルスや細菌が口から体の中に侵入するのを防ぐ盾のような働きをしているようですが、ストレスや疲れ、急激な気温差などで免疫機能が下がってしまうと、盾である扁桃自体にウイルスや細菌が感染してしまって、扁桃炎を引き起こしてしまうそう。
人の体温は一日の中で変動が大きく、最も高くなるのが18時頃だそうで、そんな時にアイスを食べて体が急激に冷えたら、免疫機能が下がってしまい、扁桃炎を引き起こしてしまうということでしょうか⁈⁈
「お湯を飲めば風邪は治ると思っている説」
ネパールでは「お大事に」の代わりに「お湯を飲んでね」と声をかけます。
実際、お湯を飲むと咽喉部の粘膜が潤うのでウイルスの侵入を防ぐことができる、風邪の原因であるウイルスなどの病原体は熱に弱い特性がある、温かい飲み物で鼻詰まりが軽減されウイルスが排出されやすくなる、などなど、お薬に負けない効果がお湯にあることがわかりました。
寒くなるこれからの季節、お湯を飲んで乗り切りましょう!
「赤ちゃんは菜種油でマッサージをすると、丈夫になる説」
ネパールの赤ちゃんは、生まれてすぐから毎日全身油まみれにして日光浴を施されます。
「赤ちゃんにとって外気や日差しの刺激が強すぎるのでは⁈まして油を塗って日に当てるなんてとんでもない・・」と思っていましたが、調べてみると、菜種油でマッサージをするのがミソのようです。
オイルは、体に塗り込みながらマッサージをすると、体内に吸収され血管やリンパに入っていきます。
そして菜種油にはビタミンKが多く含まれているため、丈夫な骨を作ってくれる。
エモリエント効果や、体内の毒素や老廃物を排出させる効果も。
そしてマッサージにより肌に圧力がかかると、血行が促進され皮膚免疫力がアップするとのこと。
しかも菜種油は熱に強く、加熱しても酸化しにくいとのことで、だから日に当てても問題ないのかもしれません・・・
私の周りのネパール人は日本人と比べて、皮膚も骨も体も断然丈夫なのですが、小さいときのオイルマッサージが功を奏したのでしょうか。。。
これらすべてを、調べたわけではなく感覚や経験から習得していくネパリ、さすがです。
これからは、【おばあちゃんの知恵袋】のような【ネパリの知恵袋】を疑わずに信じてみようと、庭のからし菜から学んだ今日この頃です😅