「こんにちはwasenkinです🙋♂️これまで長々とイタハリ旅の思い出を綴ってきましたが、今回で最後になります。」
前回の記事🔽🔽
色々とトラブルのあったイタハリ~カトマンズまでのマイクロバス旅でしたが、前回触れられていなかった情報を追加で…
帰りの旅もそれはそれは長いので途中途中で休憩や食事の時間がとられます。
食事する場所は日本で言うところのサービスエリアやパーキングエリアのような所。
…いや、昔のドライブインのような所と言った方がいいかもしれません。
…もしかしたら全くの別物かも😅
立ち寄ったドライブインには沢山の長距離用マイクロバスが停まっています🔼🔼
そして驚くべきはその全てがトヨタのハイエース!!
日本から遠く離れた海外で、しかも過酷な環境で働いている彼に、頑張れ!とエールを送りたくなります。
この車の向こうに食事処やトイレがありました🔽🔽
ここのトイレはキレイとは言えませんが、平均的な状態です。
流石に近くでは写せませんが…
こういう所を見ていると、不特定多数が利用しているのにいつもきれいな状態をキープしている日本のトイレってすごいな~と思います。
お食事処は🔽🔽
こういう所です。
「チョウメン」というヤキソバの様なもの。
「モモ」という餃子の様なものが定番。
狭い車内で縮こまった体をほぐしつつ、小腹を満たしていきます。
行きの夜行バスではあまり楽しめなかった風景も昼間を走るこの便では十分に楽しめました。
その景色はぼくたちの住む村とも、カトマンズとも全く違い、とても新鮮でした。
例えば、東南アジアを思わせる高床式の住居が点在する地域があったり🔽🔽
川によって削り取られる?急峻な山を見たり🔽🔽
火の燃える丘の脇を通り過ぎたり…🔽🔽
(この時期は極度に空気が乾燥しているので、そこかしこで山火事が発生します)
休憩場所でも珍しい光景を見る事ができました。
例えばこの木、ある果物の木なのですが分かりますか?
マンゴーの木です!!
よく見るとまだ小さいですが、ピンポン玉サイズの緑色の実が沢山なっています。
マンゴーってこんな大木に育つんですね~。
他の所では35℃以上あろうかという気温の元、火の着いた巨大鍋をかき混ぜる男性が。
尋ねてみると鍋の中身は牛乳とのこと。
そこに小麦粉を入れながら混ぜるんですって。
…5時間くらい…
そして最終的に出来上がるのがコレ🔽🔽
「ペラ」という名前のお菓子です。
ここに来て初めて知った食べ物です。
せっかくなので買って食べてみましたが、ものすごく柔らかくしっとりとしたクッキーという感じでした。
珍しいものなので近所の人々におすそ分けするために余分目に買い込んでおきます。
そういう感じで珍しい風景を見、珍しい食べ物を頂きつつ旅は順調に進んでいきました。
そしてこの旅一番の難所に差し掛かります…
それはカトマンズから南東方向にある場所。
「シンドゥリロード」
日本が建設に携わった道です。
この道、比較的新しくとてもきれいなのですが、問題は…
…とにかくカーブが多い!
地図で確認すると
明らかにグネグネしてます…
そして現場はこうです🔽🔽
高低差のある土地に道を通さないといけなかったのでしょう。
蛇行した道が山の斜面を上から下まで幾重にも重なっています。
さらに道が良いせいでドライバーは結構な速度を出して走ります。
車酔い不可避なこの「シンドゥリロード」、ここが今回の旅の最難関です。
さて、この道に差し掛かって分かったのは、深い連続カーブのため、酔い攻略の定番、「遠方一点見つめ」ができず、かつ遠心力による外方向へのGで脳が揺さぶられます。
酔い止めを飲んで挑んでいますが、それでも気を抜くとアブナイ…
ぼくたちの車内でも幾人かの脱落者が出始めます。
そんな脱落者たちにはビニール袋がそっと手渡されます…
何があろうと走り出した車は停まらないのです。
ふと前を走る車を見ていると、明確な重量を持ったビニール袋が窓から投下されるのが見えました。
…前の車も相当な戦場になっているようです。
さらに道路の端に目をやると、そこかしこに投棄された色とりどりのビニール袋が…
…恐ろしい道です…
ちなみにネパール語では吐き気のことを「ワクワク」といいます😁
そんなダメージがあってなのか、残念ながらシンドゥリロード以降の写真がありません…
でもぼくたちは無事にカトマンズに到着しました。
そしてA少年のお父さんがカトマンズまで迎えに来てくれ、そのまま一緒にタルプ村へ。
村へ到着後、A少年のお母さんが作ってくれたダルバートを皆で食べながら旅の報告をし、ここにイタハリ旅無事終了🎊
久しぶりのネパール国内旅、それも長旅初体験の子どもたちを連れての旅はとても刺激的でした。
ぼくたちにとって忘れられない思い出となるはずです。
また子どもたちもこの旅を経て成長した…と言う事はないでしょうけど、これからの人生においてなにがしかの糧になってくれればいいなと思います。
さて、イタハリ旅は以上になります。
最後までお付き合い下さりありがとうございました🙇♂️